Vansのペイズリー柄、特にオールドスクールやスリッポンに関する新作情報が気になっていませんか。2024年から2026年にかけてのトレンドにおいて、足元の個性を引き立てるペイズリーやバンダナ柄は非常に重要なアイテムです。メンズやレディースを問わず、どのようなコーデに合わせれば良いのか、また「ペイズリー」と「バンダナ」の違いは何なのかといった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、最新のトレンド予測に基づいた注目モデルや、手に入れるための具体的な方法について詳しくお話しします。
- 2026年に向けて流行するVansのペイズリー柄モデルの全貌
- 高級ラインOTWとABCマート限定モデルの具体的な違い
- 失敗しないサイズ選びとメンズ・レディース別の最旬コーデ術
- 人気コラボや限定モデルを確実に購入するための重要ポイント
vansのペイズリー新作モデルとトレンド

ここからは、2026年に向けて注目度が急上昇しているVansのペイズリー柄モデルについて、具体的なラインナップとともに解説していきます。ファッション界では「Boho with bite(刺激的なボヘミアン)」や「Retro Luxe」といったキーワードがトレンドとして浮上しており、Vansの新作もこの流れを汲んだ魅力的なデザインが揃っています。
王道オールドスクールのペイズリー柄

Vansのアイコンとも言える「オールドスクール(Old Skool)」は、1977年の誕生以来、サイドのジャズストライプと共にスケーターやミュージシャンに愛され続けてきました。ペイズリー柄を取り入れるにおいて、このモデルは最も適したキャンバスの一つと言えます。新作の傾向としては、アッパー全体を派手な柄で埋め尽くすのではなく、サイドパネル(側面のキャンバス部分)のみにペイズリー柄を配置し、トゥ(つま先)やヒールカウンター、シュータンにはブラックスエードやマシュマロカラーのヌバックといった落ち着いた素材を使用する「バイカラー」のデザインが主流となっています。
例えば、「Primavera Paisley Marshmallow」のようなカラーリングは、ホワイトやクリーム色をベースにしたペイズリー柄を採用しており、主張しすぎない上品さがあります。これにより、デニムやチノパンといったカジュアルなボトムスだけでなく、スラックスなどのきれいめなパンツとも喧嘩せず、日常のスタイルに自然に馴染みます。初めて柄物のスニーカーに挑戦する方にとっても、派手すぎないこのバランスは非常に取り入れやすくおすすめです。
また、オールドスクールには大きく分けて「USA企画」と「日本企画」の2種類が存在することをご存知でしょうか。USA企画は品番が「VN」から始まり、全体的に幅がやや狭く、サイドのジャズストライプが細身でスタイリッシュな印象を与えます。一方、日本企画(ABC-MART等で主に展開)は品番が「V36」などで始まり、日本人の足に合いやすいよう幅が広めに設計され、ジャズストライプもやや太めなのが特徴です。ペイズリー柄モデルは両方のラインで展開される傾向がありますが、ヴィンテージ感や本場の雰囲気を重視するならUSA企画、履き心地と入手のしやすさを優先するなら日本企画を選ぶのが良いでしょう。

オールドスクール特有の耐久性も見逃せません。摩耗しやすいトゥとヒールにスエード素材を使用しているため、ペイズリー柄のプリントキャンバス部分が直接ダメージを受けにくく、長く愛用できる構造になっています。デザイン性だけでなく、スケートシューズとしての機能美も兼ね備えている点が、長年支持される理由ですね。
オールドスクールのペイズリーモデルは、無地部分(スエード)との切り替えが絶妙で、コーディネートのアクセントとして「ちょうどいい」バランスを保ってくれます。
オールドスクールのサイズ選びに不安がある方は、以下の記事で詳細なサイズ感を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Vansカーバーローのサイズ感を徹底解説!幅広の人は要注意?
インパクト大なスリッポンのバンダナ柄
紐がなく、脱ぎ履きが楽な「スリッポン(Slip-On)」は、シューレース(靴紐)やシュータン(ベロ)による分断がないため、アッパー(甲の部分)の面積が非常に広く確保されています。この特性により、ペイズリー柄やバンダナ柄の複雑で繊細なグラフィックを、途切れることなく一枚の絵画のように見せることができるのが最大の特徴です。足元でしっかりと個性を主張したい場合や、シンプルなコーディネートの「ハズし」として使うには、スリッポンを選ぶのが正解です。

Vansのスリッポンといえば「チェッカーボード柄」が有名ですが、ペイズリー・バンダナ柄もそれに次ぐ第二のアイコンとして定着しつつあります。過去には、ニューヨークの人気セレクトショップ「Kith」とのコラボレーションで採用されたモロッカン調のペイズリー柄や、ヴィンテージのバンダナをパッチワークしたような「Patchwork Paisley」などがリリースされ、即完売を記録してきました。2025年から2026年の新作でも、この広いキャンバスを活かした大胆なグラフィックが期待されています。
特に注目したいのが、アッパーのキャンバス地の色と、ペイズリー柄のプリント色のコントラストです。新作ラインナップでは、ブラックベースにホワイトのペイズリーという王道の組み合わせに加え、ネイビー、レッド、さらにはパステルカラーをベースにした春らしい配色のモデルも噂されています。夏場にショートパンツやクロップドパンツと合わせる際、スリッポンはそのフォルムのシンプルさゆえに、足元をすっきりと見せつつ柄で主張できるため、季節感を演出するのに最適な一足となります。
ただし、スリッポンは紐で締め付けを調整できないため、サイズ選びが非常にシビアです。ペイズリー柄などの総柄モデルはキャンバス素材が硬めの場合があり、履き始めは窮屈に感じることもあります。しかし、大きめを選ぶと踵(かかと)が浮いてしまうため、基本的にはジャストサイズを選び、徐々に足に馴染ませていくのがおすすめです。
[[Vansスリッポンのサイズ選びと履き心地!疲れないためのポイント]]
高級ラインOTWのペイズリー詳細
ファッション感度の高い方、あるいは「人とは違うVansを履きたい」という方には、Vansの最上級プレミアムラインである「OTW by Vans」からの新作が見逃せません。かつて「Vault by Vans(ボルト)」として知られていたラインが再編され、よりファッションとアート、スケートカルチャーを融合させたハイエンドなコレクションとして展開されています。
通常ライン(インラインモデル)との決定的な違いは、使用されている「素材」と「ラスト(木型)」、そして「製法」へのこだわりです。例えば、新作としてリストアップされている「LX Old Skool Paisley」のダークパープルカラーなどのモデルを見てみましょう。ここでは、一般的なプリントキャンバスではなく、高密度で織り上げられたジャカード生地や、イタリア製の上質なスエードレザーなどが惜しみなく使用されています。プリントが単なる「柄」ではなく、生地そのものの質感として表現されているため、奥行きのある高級感を醸し出します。

また、OTWラインのモデルは、1960年代〜70年代初頭の創業当時のディテールを復刻していることが多く、ソール周りのフォクシングテープが高く巻き上げられていたり、ヒールパッチのデザインが異なっていたりと、マニア心をくすぐる仕様になっています。履き心地に関しても、インソールにはクッション性と反発性を兼ね備えた最新の「PopCush」や「UltraCush」技術、あるいはレザーライニング(内張り)を採用することで、足を入れた瞬間の包み込まれるような感覚を実現しています。
これらのモデルは大量生産される通常モデルとは異なり、限られたセレクトショップや一部の旗艦店のみで取り扱われます。そのため価格帯も高めに設定されていますが、2025-2026年のファッショントレンドである「Retro Luxe(レトロな高級感)」を体現するには、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
かつての「Vault」ラインの後継とも言える、Vansの最上級ラインです。取り扱い店舗が世界的に厳選されており、ファッション性の高い実験的なデザインや、ハイブランドとのコラボレーションのベースとなることが多い特別なコレクションです。
ABCマート限定の軽量LITEシリーズ
一方で、「Vansは好きだけど、重くて長時間歩くと疲れる」「ソールが硬くて足が痛くなる」という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。そんな実用性と快適さを重視する方に向けて開発されたのが、日本独自企画であるABC-MART限定の「VANS LITE(ヴァンズ ライト)」シリーズです。このシリーズは、見た目はクラシックなVansのまま、中身を劇的に進化させたハイブリッドモデルです。
最大の特徴は、従来の重厚なラバーを使用したバルカナイズド製法ではなく、軽量でクッション性に優れた「LITEソール(EVA素材ベースのアウトソール)」を採用している点です。これにより、従来モデルと比較して驚異的な軽さを実現しています。手に持った瞬間、「えっ、軽い!」と声が出てしまうほどの違いがあります。さらに、インソールには弾力のある「EVAカップインソール」を搭載しており、着地時の衝撃を吸収してくれるため、長時間歩いても足への負担が激減します。
2025年7月頃の夏季シーズンには、このLITEシリーズから待望のペイズリー柄新作が登場します。具体的には、「FINN (V3938 PSLY)」や「OLD SKOOL LITE (V36 LITE PSLY)」といったモデルが展開予定です。アッパーには通気性の良いキャンバス素材や、夏らしいヘンプ(麻)素材を組み合わせたモデルもあり、機能面でも夏に特化しています。フェスや旅行、長時間のショッピングなど、おしゃれはしたいけれど疲れも気になるというシーンにおいて、これほど頼りになる相棒はいません。

| 機能 | 通常モデル(Classic) | LITEシリーズ |
|---|---|---|
| 重量 | ずっしりとした重厚感 | 驚くほど軽量 |
| クッション性 | 地面の感触が伝わる硬め | EVAインソールで柔らかい |
| アウトソール | グリップ力重視のラバー | 軽量性重視の合成樹脂 |
| おすすめシーン | スケボー、短時間のお出かけ | 旅行、通勤・通学、フェス |
ペイズリーとバンダナ柄の違いとは

スニーカーのデザインを見ていると、「ペイズリー柄」と書かれていたり、「バンダナ柄」と紹介されていたりして、その違いに戸惑うことはありませんか。基本的にVansのスニーカーにおいては、この2つはほぼ同義として扱われることが多いですが、デザインのルーツやディテールには微妙な、しかし決定的な違いがあります。
まず「ペイズリー(Paisley)」とは、19世紀にスコットランドのペイズリー市で量産されたことからその名がついた、勾玉(まがたま)のような植物模様そのものを指します。起源はさらに古く、イランやインドのカシミールショールに見られる伝統的な文様です。つまり、スニーカーのアッパー全体にこの勾玉模様が連続してプリントされているものは、純粋な「ペイズリー柄」と呼べます。
一方、「バンダナ柄」と称されるモデルは、このペイズリー模様に加え、バンダナ(首や頭に巻く四角い布)特有の「枠線(ボーダー)」や「幾何学的な縁取り」がデザインに含まれていることが特徴です。バンダナは元々、アメリカの労働者やカウボーイが汗拭きや防塵のために使用していた実用品であり、アメカジやヴィンテージファッションとの結びつきが非常に強いアイテムです。
したがって、Vansのモデル選びにおいても、上品でエキゾチックな雰囲気を求めるなら「総柄のペイズリー」、よりアメカジ色や無骨なヴィンテージ感を出したいなら、パッチワークデザインや枠線が含まれた「バンダナ柄」を選ぶと、自分の目指すスタイルにより近づくことができます。特に「Bedwin & The Heartbreakers」とのコラボモデルなどは、バンダナの縫い目や裁断箇所までデザインに落とし込んでおり、明確に「バンダナ柄」としてのアイデンティティを持っています。
vansペイズリー新作のコーデと購入方法
お気に入りの一足を見つけたら、次はいかにしておしゃれに履きこなすか、そして確実に手に入れるかが重要になります。ここでは、2026年のトレンドを意識したコーディネート術と、争奪戦になりがちな人気モデルの購入方法について解説します。
メンズ向けペイズリー柄の着こなし術

メンズファッションにおいて、足元のペイズリー柄は単なる「柄物」以上の意味を持ちます。それは、シンプルになりがちな男性のワードローブに、強力な個性と色気を注入してくれるスパイスです。しかし、そのインパクトの強さゆえに、一歩間違えると「足元だけ浮いている」「ヤンチャすぎて子供っぽい」という印象を与えかねないのも事実です。ここでは、2026年のファッショントレンドである「Retro Luxe(レトロ・リュクス)」をキーワードに、大人の男性がスマートに履きこなすための具体的なメソッドを深掘りします。
ボトムス選び:スラックスで「ハズす」が今の気分
ペイズリー柄のVansを履く際、最も重要かつ効果的なのが「ボトムス選び」です。多くの人がジーンズやチノパンなどのカジュアルパンツを合わせがちですが、今っぽさを出すなら、あえて「スラックス」を合わせるスタイルを強くおすすめします。
具体的には、センタープレスの入った黒やチャコールグレーのワイドスラックスを選んでみてください。スラックスが持つドレッシーで整った印象と、Vansのペイズリー柄が持つストリートやルード(不良っぽい)な雰囲気がぶつかり合うことで、絶妙な「ハズし」が生まれます。これこそが「Retro Luxe」の体現であり、単なるカジュアルではなく、計算された大人の余裕を感じさせるコーディネートになります。裾はハーフクッション(靴に少しかかる程度)させると、リラックス感が出てVansのボリュームと好相性です。
ダボダボすぎるスウェットパンツや、過度な装飾(チェーンや刺繍など)が入ったパンツは避けましょう。ペイズリーの柄と喧嘩してしまい、清潔感が損なわれる原因になります。
デニムスタイルの正解:清潔感が鍵
もちろん、Vansとデニムの相性は永遠の定番ですが、ペイズリー柄を合わせる場合は「デニムの表情」に注意が必要です。ハードなダメージ加工や、激しい色落ちが施されたデニムにペイズリー柄を合わせると、全体が「土臭く」なりすぎてしまい、どうしても野暮ったく見えがちです。
大人っぽくまとめるなら、リジット(未洗い)やワンウォッシュの濃紺デニム、あるいはブラックデニムを選びましょう。デニム自体の色味が深く、表面が整っていることで、足元のペイズリー柄がまるでアートワークのように上品に引き立ちます。シルエットは、極端なスキニーよりも、ストンと落ちるストレートやテーパードシルエットの方が、現代的なバランスを作れます。
トップスの鉄則:無地と素材感で勝負
足元にこれだけ主張のある柄を持ってくるわけですから、トップスに関しては「引き算」が鉄則です。「柄×柄」の組み合わせは、ファッション上級者でも難易度が高いため、基本的には無地のアイテムを選びましょう。
ただし、ただの無地Tシャツでは味気ないと感じるかもしれません。そこでこだわりたいのが「素材感」です。例えば、とろみのあるレーヨン素材のオープンカラーシャツや、表面に光沢のある上質なブロードシャツ、あるいはハイゲージのニットポロなどを合わせてみてください。素材の上質さがペイズリー柄のカジュアルさを中和し、都会的なスタイルへと昇華させてくれます。色は白、黒、ネイビー、カーキといったベーシックカラーでまとめ、主役の座を足元に譲るのがスマートです。
上級者の色使い:カラーリンクの魔法
最後に、コーディネート全体の完成度をグッと高めるテクニックとして「カラーリンク(色拾い)」をご紹介します。これは、スニーカーの柄の中に使われている「色」を、他の小物で拾うという手法です。
例えば、履いているVansが「ネイビーベースに赤のペイズリー柄」だったとします。この場合、ソックスや帽子、あるいは腕時計のベルトなどに「赤」を取り入れてみてください。面積の小さい小物で色をリンクさせることで、離れた場所にあるアイテム同士が共鳴し、全体に統一感が生まれます。「なんとなく選んだ」のではなく、「意図して合わせている」というおしゃれの説得力が生まれるので、ぜひ試していただきたいテクニックですね。
レディースの甘辛ペイズリーコーデ

レディースファッションにおける2026年の大きな潮流として、「Boho with bite(一癖あるボヘミアン)」というキーワードが注目されています。これは、従来の「森ガール」的なゆるふわでナチュラルなボヘミアンスタイルとは一線を画し、どこかに都会的な鋭さやロックな要素、つまり「毒っ気(Bite)」をプラスするスタイルです。そして、この「毒っ気」を担当するアイテムとして、Vansのペイズリー柄スニーカーが驚くほど優秀な働きをしてくれるのです。
フェミニンな装いに「違和感」をプラスする
具体的なスタイリングとして最もおすすめしたいのが、極端にフェミニンなアイテムとの組み合わせです。例えば、ヴィンテージ感のあるレース素材、透け感が美しいシアー素材、あるいはロマンティックなクロシェ編みのマキシワンピースなどを想像してみてください。足元にヒールや華奢なサンダルを合わせれば「素敵なお嬢さん」で完成しますが、今のトレンドはそこで終わりません。
あえて足元に、黒やネイビーベースのペイズリー柄Vans(特にオールドスクールやオーセンティック)を持ってくることで、甘い世界観に意図的な「違和感」を生み出します。このギャップこそが「甘辛ミックス」の真骨頂であり、頑張りすぎない大人の「抜け感」を演出するポイントです。ペイズリー柄が持つクラシックで少し泥臭い雰囲気が、繊細な洋服の素材感をより一層引き立ててくれるはずです。
ワンピースの丈は、足首が隠れるくらいのマキシ丈か、逆に思い切ったミニ丈がバランスを取りやすいです。中途半端な丈よりも、ボリューム感のあるスカートの裾からチラリとペイズリー柄が覗くバランスが、今っぽさを演出します。
70sムードを楽しむパンツスタイル
スカートだけでなく、パンツスタイルにおいてもペイズリー柄Vansは主役級の活躍を見せます。特に相性が良いのが、トレンドのリバイバルでもある「フレアデニム」や「ブーツカットデニム」です。70年代のヒッピーカルチャーを背景に持つペイズリー柄とデニムは、歴史的にも切っても切れない関係にあります。
トップスにはタイトなちびTシャツや、キャミソールにオーバーサイズのシャツを羽織るようなラフなスタイルを選び、足元にバンダナ柄のスリッポンを合わせれば、現代版の西海岸サーフスタイルの完成です。また、少しモードに寄せたい場合は、光沢のあるサテンパンツや、とろみ素材のスラックスを選んでみてください。無機質な素材感のパンツに、有機的なペイズリー柄を合わせることで、質感のコントラストが生まれ、洗練された印象になります。
ワントーンコーデのスパイスとして
「柄物は合わせるのが難しそう」と敬遠している方には、ワントーンコーデのアクセントとして使うテクニックを推したいです。全身をホワイト、エクリュ、ベージュといった淡いトーンで統一し、足元だけにオレンジ、ターコイズブルー、あるいはマルチカラーのペイズリーVansを投入します。
こうすることで、スニーカーがアクセサリーのような役割を果たし、全体がぼやけずにピリッと引き締まります。足元を見るたびに気分が上がるような、遊び心のあるスタイリングは、Vansならではの醍醐味です。
ソックス合わせで広がる表現の幅
最後に、スニーカーコーデにおいて無視できないのが「ソックス」との関係性です。ペイズリー柄は複雑な模様なので、ソックスは無地を選ぶのが無難ですが、素材感で遊ぶことは可能です。
例えば、ラメ入りのソックスや、透け感のあるシアーソックスを合わせると、カジュアルなスニーカーが一気にドレッシーな表情を見せます。また、ライン入りのスケーターソックスを合わせれば、スポーティで元気な印象に。ペイズリーの色味(柄の中に使われている一色)をソックスの色とリンクさせると、足元に統一感が生まれ、ごちゃごちゃして見えずに上級者の雰囲気を醸し出せます。
さくらももこ等の注目コラボモデル

Vansのペイズリー柄モデルの中でも、特に完売が早く、ファンからの熱視線を集めるのがコラボレーションアイテムです。ここでは、過去の事例や今後の予測を含め、特に注目すべきコラボについて解説します。
記憶に新しいのは、「Vans x MOMOKO SAKURA」コレクションです。国民的キャラクターである「ちびまる子ちゃん」や「コジコジ」の世界観を、Vansらしいストリートなペイズリー柄の中に落とし込んだデザインは衝撃的でした。遠目にはクールなペイズリー柄に見えるのに、よく見るとキャラクターが隠れているという遊び心は、ファンならずとも欲しくなる逸品でした。
また、日本のブランド「BEDWIN & THE HEARTBREAKERS」との継続的なコラボレーションも要チェックです。ディレクターの渡辺真史氏がヴィンテージバンダナのコレクターであることから、このコラボでは常に最高峰のバンダナ柄Vansが提案されています。生地の裁断箇所によって一足ごとに柄の出方が異なる仕様や、左右で異なるバンダナパターンを採用するなど、量産品にはない一点物のような魅力があります。
さらに、「BILLY’S ENT(ビリーズエンター)」限定の”Bandana” Packも見逃せません。BILLY’SはVansの限定ラインを数多く手掛けており、スカルとペイズリーを組み合わせたオリジナルパターンや、左右非対称(アシンメトリー)のデザインなど、スニーカーフリークを唸らせるギミックを盛り込んできます。これらのコラボ情報は突発的に発表されることが多いため、アンテナを常に張っておく必要があります。
公式抽選販売での購入が確実な理由

人気のコラボモデルや「OTW」ラインの新作は、発売直後に数分で即完売してしまうことが珍しくありません。店頭に並んでもサイズがない、そもそも取り扱い店舗が近くにないという方も多いでしょう。確実に手に入れるためには、公式オンラインストアでの「抽選販売」に参加することが最も確実かつ公平な方法です。
多くの限定モデルは、発売日の3〜5日前にオンラインでの抽選受付が開始されます。これに参加するためには、事前に「Vans Family」などの会員登録を済ませておく必要があります。また、ABC-MART GRAND STAGEやBILLY’S ENTなどの主要取り扱いショップのアプリもインストールし、プッシュ通知をオンにしておくことで、ゲリラ的な販売開始や再販情報を見逃すリスクを減らせます。
フリマアプリやリセールサイトで購入するという手もありますが、人気モデルほど定価の数倍のプレ値(プレミアム価格)がついたり、最悪の場合、精巧な偽物を掴まされたりするリスクがあります。安心と安全を買う意味でも、まずは正規ルートである公式の抽選販売に全力で挑むことを強くおすすめします。
SNS上での個人間取引は詐欺の温床になりやすいため、絶対に避けてください。公式アナウンスに基づいた販売チャネルを利用しましょう。
最新の販売情報や公式のリリースについては、以下の公式サイトで一次情報を確認するのが確実です。 (出典:VANS公式オンラインストア)
2026年vansペイズリー新作の総括

今回は、Vansのペイズリー柄新作について、最新のトレンドやモデルごとの特徴、購入方法まで幅広く解説してきました。
2026年に向けて、Vansのペイズリー柄は単なる一過性の流行ではなく、ブランドのヘリテージ(遺産)として完全に定着しています。素材にこだわった高級感のある「OTW」ラインを選ぶか、日常での快適さを重視した「LITE」シリーズを選ぶか、あるいはコラボモデルで個性を爆発させるか。選択肢は豊富にあります。自分のライフスタイルやファッションの好みに合わせて最適な一足を選び、足元にお気に入りのペイズリー柄を取り入れて、毎日のファッションをより楽しんでいきましょう。

