お気に入りのスニーカーを長く履き続けるために欠かせないのが日頃のケアです。特にスニーカーを洗うブラシはどれも同じに見えて実は奥が深く、種類や選び方を知っているだけで洗浄効率や仕上がりが大きく変わります。私自身も最初は適当なブラシを使っていましたが、素材に合った柔らかい毛のブラシや用途別の道具を使い分けるようになってから、靴の手入れが格段に楽しくなりました。この記事ではスニーカーを洗うブラシのおすすめ商品から100均で手に入る便利グッズ、素材別の正しい使い方や代用アイデアまで、私の経験をもとに詳しくご紹介します。

- スニーカーの素材や汚れ具合に合わせた最適なブラシの選び方がわかる
- 100均アイテムから本格派までおすすめの洗浄用ブラシを知ることができる
- レザーやスエードなどデリケートな素材への正しいブラシ使いを習得できる
- 身近な日用品を使ったブラシの代用方法やソール汚れの落とし方を学べる
スニーカーを洗うブラシの基本と選び方
スニーカーケアを始めようと思ったとき、最初にぶつかる壁が「道具選び」ではないでしょうか。ドラッグストアやネットショップを見ると、驚くほどたくさんの種類のブラシが並んでいて迷ってしまいますよね。ここでは、まず最初に知っておきたいブラシの基礎知識について、私なりの視点で整理してお伝えします。
スニーカー用ブラシの種類と選び方のコツ
スニーカー洗いにおいて、洗剤選びと同じくらい、いやそれ以上に重要なのが「ブラシ選び」です。適切なブラシを使えば、軽い力で驚くほど汚れが落ちますし、何より大切なスニーカーを傷つけずに済みます。逆に、合わないブラシ(硬すぎるタワシなど)を使ってしまうと、生地が毛羽立ったり、せっかくのレザー表面に細かい傷がついたりと、取り返しのつかないダメージを与えてしまうことも…。
自分にぴったりの一本を見つけるために、まずはブラシを構成する「毛の素材」と「形状」による違いをしっかり理解しておきましょう。
1. 毛の素材による違いと特徴
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ブラシの毛材は、大きく分けて「合成繊維」「植物繊維」「天然獣毛」の3つに分類されます。それぞれの得意分野が全く異なるので、ここを間違えないことがスタートラインです。
- 合成繊維(ナイロン・ポリエステルなど): スニーカー用として最もポピュラーな素材です。水に強く、コシがあり、カビにくいのが特徴。吸水性が低いため乾きやすく、衛生的に保ちやすいというメリットもあります。キャンバス地や一般的な運動靴をジャブジャブ水洗いするなら、まずはこのタイプが基本となります。
- 天然植物繊維(パーム・ヤシなど): いわゆる「亀の子たわし」に使われるような、非常に硬くザラザラした繊維です。繊維の奥に入り込んだ泥や、靴底(アウトソール)の溝に詰まった汚れを物理的に掻き出すパワーは最強クラス。ただし、研磨力が強すぎるため、アッパー(甲の部分)や布地部分に使うと生地を痛めるリスクが高く、基本的には「靴底専用」と考えるのが無難です。
- 天然獣毛(馬毛・豚毛など): 高級なシューケアブラシに使われる素材で、非常に柔らかくしなやかです。毛先が細いため、レザーのシワや縫い目の汚れを優しく掃き出すのに適しています。水洗いというよりは、泡クリーナーを使った優しいブラッシングや、日頃のホコリ落としに活躍します。デリケートなレザースニーカーやスエード靴には必須のアイテムです。
2. 形状・持ちやすさも重要なポイント
素材だけでなく、ブラシの「カタチ」も使い勝手を左右します。
| 形状タイプ | 特徴・メリット | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| 柄付きタイプ | 持ち手があり、手が汚れにくい。 靴の奥(つま先内側)まで届く。 | スニーカーの丸洗い 上履き洗い |
| ハンドブラシ (持ち手なし) | 手のひらサイズで力が伝わりやすい。 細かな力加減の調整が可能。 | レザーの部分洗い 表面のホコリ落とし |

初心者が選ぶべき「最初の一本」は? 迷ったら、まずは「中程度の硬さの合成繊維ブラシ(柄付き)」を選んでみてください。これ一本あれば、キャンバスからソールまで幅広く対応でき、使い勝手も抜群です。その後、必要性を感じたら「ソール用の硬いブラシ」や「レザー用の柔らかいブラシ」を買い足していくのが、失敗のない賢い揃え方ですよ。
ブラシの毛の長さにも注目 毛足が長いブラシは当たりが柔らかく泡立ちが良い傾向にあり、毛足が短いブラシはコシが強く頑固な汚れ落としに向いています。売り場で迷ったら、毛の長さもチェックしてみてくださいね。
柔らかい毛を持つスニーカーを洗うブラシ
最近のスニーカー売り場を見渡すと、通気性の良い「メッシュ素材」、足に吸い付くような「ニット素材(フライニットなど)」、そして高級感あふれる「プレミアムレザー」を使ったモデルが非常に増えていますよね。こうしたデリケートな素材が使われているスニーカーを、上履きを洗うような硬いタワシでゴシゴシ擦ってはいませんか?それは、靴の寿命を縮める大きな原因になってしまいます。
現代のスニーカーケアにおいて、「柔らかい毛」を持つブラシは、もはや必須アイテムと言っても過言ではありません。ここでは、なぜ柔らかいブラシが必要なのか、その理由と具体的な活用メリットを深掘りします。
デリケート素材を守る「ソフトブラシ」の役割

柔らかいブラシの最大の役割は、当然ながら「素材を傷つけずに汚れだけを落とすこと」です。しかし、それだけではありません。実は洗浄効率においても、柔らかいブラシならではのメリットが存在します。
- 繊維の引っ掛かりを防ぐ: 硬いナイロンブラシでメッシュやニット素材を擦ると、繊維の編み目に毛先が引っかかり、糸がほつれたり毛羽立ったりする原因になります。柔らかいブラシなら、編み目の上を滑るように動くため、生地へのダメージを最小限に抑えられます。
- 濃密な泡を作り出す: 意外と知られていないのが「泡立ち」の良さです。柔らかく本数の多い毛(馬毛や極細繊維など)は空気を含みやすいため、洗剤をつけるとクリーミーで濃密な泡が立ちます。この泡が汚れを包み込んで浮かせてくれるため、力任せに擦らなくても汚れが落ちるのです。
- 細かい隙間に届く: しなやかな毛先は、レザーの「シボ(表面の凹凸)」や縫い目の段差にも無理なく入り込みます。硬い毛では届かないミクロな隙間の汚れを、優しくかき出すことができます。
代表的な「柔らかいブラシ」の種類と使い分け
一口に「柔らかい」と言っても、その素材によって特性は異なります。私が実際に使い分けている代表的な3つをご紹介します。
| 素材の種類 | 柔らかさ | 特徴・おすすめの用途 |
|---|---|---|
| 馬毛(ホースヘア) | ★★★★★ (非常に柔らかい) | 最も繊細でしなやか。ホコリ落としや、傷つきやすいスムースレザー、デリケートなスエードのケアに最適。 |
| 豚毛(ピッグヘア) | ★★★☆☆ (適度なコシ) | 馬毛より少し硬めでコシがある。レザーの汚れ落としや、クリームを馴染ませる際に向いています。 |
| 極細合成繊維 | ★★★★☆ (ふわふわ) | 「マイクロファイバーブラシ」などと呼ばれるタイプ。水含みが良く、スニーカー用洗剤での泡洗浄に特化しています。 |
私のおすすめ活用法 ナイキのフライニットやアディダスのプライムニットのような「編み込み系」のスニーカーには、極細合成繊維のソフトブラシが相性抜群です。たっぷりの泡で包み込むように優しくブラッシングすると、繊維の奥の汗汚れまでスッキリ落ちますよ。
「汚れを落とす=強く擦る」というイメージがあるかもしれませんが、デリケートなスニーカーに関しては「泡と毛先の柔らかさで汚れを浮かす」のが正解です。まだ硬いブラシしか持っていない方は、ぜひ一本、柔らかいブラシを仲間に加えてみてください。洗い上がりの質感の違いにきっと驚くはずです。
素材別に適したスニーカーブラシの使い分け

「この靴にはどのブラシを使えばいいの?」と迷う方のために、私が実践している素材別の使い分けをまとめてみました。
| スニーカーの素材 | 適したブラシ | 使い方のコツ |
|---|---|---|
| キャンバス・布地 | 合成繊維(中硬~硬め) | 生地が丈夫なので、泡立ててしっかり擦り洗いしてもOK。 |
| メッシュ・ニット | 柔らかい合成繊維 または馬毛 | 網目を引っかけないよう、優しくトントンと叩くように洗う。 |
| レザー(本革・合皮) | 豚毛・馬毛・ソフトブラシ | 水洗いは最小限にし、泡クリーナーとブラシで優しく撫でる。 |
| スエード・ヌバック | クレープブラシ 専用ワイヤーブラシ | 基本は水洗いせず、乾燥状態でブラッシングして汚れを弾く。 |
| アウトソール(靴底) | パーム・硬質ナイロン | 一番硬いブラシで、小石や泥を遠慮なくガシガシ落とす。 |
このように、一つのスニーカーを洗うときでも、アッパーは柔らかいブラシ、ソールは硬いブラシといった具合に「場所によってブラシを変える」のが、プロ並みに綺麗に仕上げる秘訣です。
100均で買えるスニーカーを洗うブラシ

「専用のブラシって高そう…」と思われるかもしれませんが、実は100円ショップのアイテムもかなり優秀です。ダイソーやセリア、キャンドゥなどの靴用品売り場には、驚くほど多機能なブラシが並んでいます。
私が特におすすめしたいのは、以下のタイプです。
- 柄付きタイプ: 持ち手が長く、靴の奥まで届きやすいもの。手が汚れにくいのも嬉しいポイントです。
- ダブル植毛タイプ: 1本のブラシに「柔らかい毛」と「硬い毛」の両方が付いているもの。これ1本でアッパーとソールを洗い分けられるので非常にコスパが高いです。
- ヘラ付きタイプ: 柄の先端にプラスチックのヘラ(スクレーパー)が付いているもの。靴底の溝に挟まった小石をほじくり出すのに便利です。
100均ブラシの100円ショップごとの注意点
100均ブラシの注意点 100円のブラシは耐久性が少し低かったり、毛が抜けやすかったりすることがあります。あくまで消耗品と割り切って、汚れがひどい靴や上履き洗い用としてガシガシ使うのが賢い活用法だと思います。
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ダイソーのシューズブラシ各種:ダイソーでは「スニーカー洗いブラシ(ソフト&セミハード)」「スニーカーブラシ(小ブラシ・小石取りヘラ付)」「上履きブラシ(カーブに沿って隅々まで洗える)」「泡立ちシューズブラシ(W素材)」など、多彩なブラシが揃っています。例えば「ソフト&セミハード」は、1本で柔らかい毛と少し硬めの毛の両方が植毛されており、用途によって使い分けができます。「ヘラ付スニーカーブラシ」は大きいブラシと取り外せる小ブラシがセットになっていて、まさに痒い所に手が届く構造です。どれも110円(税込)とは思えないほど機能的で、「十分使える」「むしろこれで満足」との声も多いです。耐久性は高価なものに劣るかもしれませんが、気軽に買い替えできるのも100均ならではの利点です。
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セリア・キャンドゥなどのブラシ:セリアでも「先端まで洗えるシューズブラシ」「ヘッドが外れるシューズブラシ」「子供靴用コンパクトブラシ」などユニークな商品が人気です。特にセリアの靴洗いブラシはSNSやYouTubeで話題になることもあり、「こんな便利なものが100円で!」と驚かれることもしばしばです。ヘッドが外れるタイプは、隅々まで洗った後にヘッド部分を取り外して洗浄・乾燥でき衛生的です。また、100均のメラミンスポンジも忘れてはいけません。ダイソーの「落ち落ちV スニーカー&上履き用スポンジ」は、不織布面とメラミンスポンジ面の二層構造で、洗剤なしで汚れを落とせる優れものです。4個入り110円とこちらも安価です。
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靴用洗剤やその他グッズ:100均ではブラシ以外にも、靴用の洗剤(中性洗剤)や消臭・乾燥剤、シューズハンガー(靴を吊るして干す道具)なども入手可能です。「靴専用洗剤」が市販品だと数百円しますが、ダイソーなら110円で買えてしまいます。品質や効果は高価なものに及ばないかもしれませんが、まず試してみたいという時には十分でしょう。また、上履き洗い用の小さなたらいや、干すときに型崩れを防ぐためのシューズキーパー(簡易的なバネ式のもの)も売っています。低コストでひと通り揃えたいなら100均は非常に強い味方です。
スニーカーの手入れでブラシを代用する方法

「明日履きたい靴が汚れているのに、専用のブラシがない!」そんな緊急事態でも諦める必要はありません。実は、どこの家庭にもある日用品が、スニーカーケアにおいて優秀なブラシの代わりを果たしてくれます。むしろ、部分的な汚れに関しては専用ブラシ以上の働きを見せるアイテムさえあるのです。
ここでは、私が実際に試して効果を感じた「代用アイデア」と、その正しい活用術をご紹介します。
1. 細部掃除のスペシャリスト「使い古しの歯ブラシ」
最も身近で、かつプロも認める最強の代用品が「歯ブラシ」です。これを単なる間に合わせだと思ってはいけません。歯ブラシはヘッドが小さく、毛が密集しているため、大きなシューズブラシでは届かない「細部の汚れ」をピンポイントで攻撃できるのです。
私は専用ブラシを一通り揃えた今でも、以下のパーツには必ず歯ブラシを使っています。
- ロゴやエンブレムの隙間: 立体的なロゴの角に溜まった黒ずみをかき出すのに最適です。
- ステッチ(縫い目): 糸目に沿って小刻みに動かすと、繊維に入り込んだ泥汚れが浮き出てきます。
- シューレースホール(靴紐の穴): 小さな穴の周りの汚れも、歯ブラシならクルクルと回して洗えます。
- ソールの細かい溝: パターンが複雑なアウトソールの隙間掃除にも威力を発揮します。
使い方のコツ 毛先が開いてしまった歯ブラシでも十分使えますが、できれば「ふつう」または「かため」のタイプがおすすめです。「やわらかめ」だとコシが足りず、汚れをかき出す力が弱いためです。
2. アッパー洗いには「キッチンスポンジ」
広い範囲を泡で洗いたいときは、食器洗い用の「キッチンスポンジ」が役立ちます。スポンジの「柔らかい面(不織布ではない側)」は吸水性が高く、洗剤を含ませるとモコモコの泡を作ることができます。
キャンバス地や合成皮革のスニーカーなら、スポンジで優しく円を描くように洗うだけで、表面の汚れは十分に落ちます。洗車をするような感覚で、たっぷりの泡を使って洗ってあげましょう。
【重要】研磨剤入りに注意! スポンジの裏側にある「硬い不織布面(緑色などのガサガサした面)」には、研磨粒子が含まれていることが多いです。これでスニーカーのアッパーやプラスチックパーツを擦ると、細かい傷がついて艶が消えたり、生地が毛羽立ったりする恐れがあります。必ず「柔らかいスポンジ面」だけを使うようにしてください。
3. ソールの黒ずみには「メラミンスポンジ」
ブラシの代用とは少し異なりますが、ゴム部分の汚れ落としとして魔法のような効果を発揮するのが「メラミンスポンジ(激落ちくんなど)」です。
スニーカーのつま先(トゥキャップ)やミッドソールのゴム部分についた黒い擦れ汚れは、ブラシでいくら擦っても落ちないことがありますよね。そんな時、水を含ませたメラミンスポンジで軽く擦ると、消しゴムのように汚れを削り落とすことができます。
| 代用アイテム | おすすめの用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| 歯ブラシ | 細かい隙間、縫い目、ロゴ周り | 広範囲を洗うのには時間がかかりすぎる。 |
| キッチンスポンジ | アッパー全体の泡洗い | 研磨剤入りの硬い面は使わないこと。 |
| メラミンスポンジ | ゴムソールの頑固な汚れ | 塗装面やプリント柄にはNG(柄が消えます)。 |
このように、専用ブラシがなくても「歯ブラシ+スポンジ」の組み合わせで、かなりのレベルまでスニーカーを綺麗にすることができます。まずは家にある道具を使って、気軽にケアを始めてみてくださいね。
おすすめのスニーカーを洗うブラシと使い方
ここからは、実際に私が使ってみて「これは良い!」と感じたおすすめのブラシと、それを使った具体的な洗い方の手順をご紹介します。道具を揃えたら、正しい手順で洗ってあげましょう。
市販の人気スニーカー用ブラシ比較(ブランド・特徴・価格など)
ここでは、現在市販されているスニーカー洗い用ブラシの中から人気の高い定番商品やユニークなおすすめ商品をピックアップし、その特徴や価格帯、評判、メリット・デメリットを比較します。初めてブラシを購入する方も、買い替えや追加を検討中の方も、ぜひ参考にしてください。
1. サンコー「びっくりシューズ洗い BH-54」
特徴:サンコーから発売されているロングセラー商品。ポリエステル製の「ふわふわ繊維」ブラシが使われており、一見モップのような柔らかな繊維で汚れを絡め取ります。ヘッド部分が曲線的で毛足が長めなので、靴の内側なども一気に洗える設計です。柄付きで先端にフック穴もあり、吊るして乾かせます。
メリット:生地を傷めにくい柔らかな繊維でできているため、キャンバスやメッシュ素材の靴でも比較的安心してゴシゴシ洗えます。実際に使った人からは「見た目以上にしっかり汚れが落ちる」「靴の奥まで届いて洗いやすい」と好評です。長めの柄でバケツ洗いもしやすく、価格も500円前後と手頃です。
デメリット:ブラシ自体が柔らかい分、頑固な泥汚れを削ぎ落とすようなパワーはやや劣ります。泥だらけの運動靴には少し時間がかかるかもしれません。また、繊維ブラシなので使用後はしっかり洗って干さないと雑菌が繁殖しやすい点には注意です。
2. レック「激落ちくん 泡立ちシューズブラシ W-476」
特徴:お掃除用品で有名なレック社の「激落ちくん」シリーズの靴用ブラシ。ヘッドの片面に柔らか繊維、もう片面にトゲトゲ形状の硬質樹脂ブラシというユニークな2面構造です。さらに柄の先端に小さなヘラも付属し、小石落としも可能。サイズは全長24cmほどで、子どもの上履きから大人のスニーカーまで幅広く使えます。
メリット:1本で2種類のブラシを使い分けられるのが最大の強み。「生地を傷めず洗いたい部分はフサフサ繊維面」「しっかりこすり洗いしたい部分はトゲトゲ面」と、汚れ具合によって使い分け可能です。ヘッドが小さめなので子供靴や内部の洗浄に向いており、細かいところまで綺麗にできます。価格も200円程度と安価でコストパフォーマンス良好です。泡立ちが良いという声もあり、洗剤を付けるとモコモコ泡で洗えて爽快との評判です。
デメリット:ヘッドが小さいぶん、一度に洗える範囲は狭いので、大人のスニーカー全体を洗うには何度も手を動かす必要があります。また、柄が比較的細いプラスチックなので、力を入れすぎるとしなる感じがあります(通常の洗いでは問題ない強度ですが)。とはいえ、大きな欠点は少なく、総合力の高いブラシです。
3. マーナ「わんぱくシューズブラシ W340」
特徴:マーナ社製のユニークなデザインブラシ。持ち手部分にスマイルマーク(にこちゃんマーク)の穴が開いた可愛らしい見た目で、子どもと一緒に靴洗いを楽しめるコンセプトです。W植毛(ダブル植毛)でポリプロピレン+ナイロンの毛を採用し、泡立ちが良く適度な柔らかさを実現。柄には指が当たるストッパーや滑り止めがあり、力を入れやすく工夫されています。ブラシ反対側には短い毛束のブラシと、先端には泥落としヘラも付いており、多機能です。
メリット:なんと言ってもデザインが可愛く機能的。お子さんが自分で上履きを洗うのに「これなら喜んでやってくれる」との声もあります。アーチ状にカーブした持ち手で握りやすく、大きめヘッドで洗浄効率も良いです。毛質は柔らかめ寄りなので生地に優しく、W植毛による泡もちの良さで洗剤がムラなく行き渡ります。「汚れ落ちも十分で、親子で満足」といったレビューが多数見られます。価格は800~1000円程度と少し高めですが、作りのしっかりした長く使えるブラシです。
デメリット:かわいいデザインゆえに大人の男性だと少し抵抗がある?という点くらいで、性能上の大きな欠点は指摘されていません。強いて言えば、柔らかめのブラシなので泥だらけのスニーカーを洗うときは何度か繰り返しブラッシングが必要かもしれません。また、サイズが大きめなので小回りという点では前述の小型ブラシに劣る面もあります。
4. オーエ「マイランドリーII シューズクリーナー(ヘラ付き)」
特徴:オーエ株式会社のランドリーシリーズから出ている靴洗いブラシ。全長23.5cmと標準サイズの柄付きブラシで、ブラシ毛に天然パーム繊維を使用しているのが特徴です。毛のコシが強く、繊維の奥の汚れまでかき出せます。ヘッドはコンパクトめで靴内部にも入れやすく、柄先端にヘラ付き。フック穴もあって吊るせます。
メリット:天然素材のパームブラシなので泥汚れなどの頑固な汚れ落としに最適です。硬めのブラシですが毛先が細いため、意外と細部にもフィットします。「上履きの泥汚れがスッキリ」「固形石鹸を付けて擦ると驚くほど白くなった」など、特に上履きや運動靴洗いで評価が高いです。値段も100~300円程度と安く、ドラッグストアやホームセンターでも手に入りやすい定番商品です。
デメリット:パーム繊維は繊細な生地にはやや攻撃的なので、メッシュやデリケートな素材のスニーカーには不向きです(擦りすぎ注意)。また使い始めは繊維の微細なクズが出たりすることもあるので、使用前によく水洗いしてから使うと良いでしょう。乾燥後はブラシの毛が少し固く縮れる感じになることもありますが、使っているうちに柔らかく馴染んできます。
5. アイセン「楽洗い シューズブラシ LK072/LK073」
特徴:家庭用品メーカーのアイセンが出す靴用ブラシ。「楽洗い」シリーズとしていくつか種類がありますが、LK072はヤシ繊維+PP繊維のダブルブラシで小ブラシとヘラ付き、LK073は純植物性のコイヤファイバー(ヤシ繊維)ブラシ+ヘラのタイプです。いずれも昔ながらのたわし風ブラシに近く、長めの柄でフック穴ありと、使い勝手良く作られています。
メリット:アイセンのブラシはまさに王道スタイルの靴洗いブラシで、「ゴシゴシ洗える昔ながらのブラシ」として根強い人気があります。コシのあるヤシ繊維が汚れをガシガシ落とし、小さい先端ブラシ(LK072)で細部も洗え、ヘラで砂利も落とせるという万能ぶり。「運動靴を洗うなら結局これが一番」「壊れてもリピートしている」というファンも多いです。お値段も200円前後と非常にリーズナブル。
デメリット:硬めブラシなので、用途はかなり汚れのひどい靴向けです。デリケートな素材には適しません。またデザインや見た目はシンプルで実用一点張りなので、おしゃれさは皆無です。しかし実用本位の方にはむしろ好まれるでしょう。使用後は繊維が乾くまで多少時間がかかるので、通気の良いところで乾燥させてください。
6. 山崎産業「バスボンくん シューズブラシ」
特徴:お風呂掃除用品で有名な山崎産業の“バスボンくん”シリーズから派生したシューズブラシ。見た目は普通の靴ブラシですが、特殊繊維によって洗剤なしでも汚れを落とせるとうたわれています。ポリプロピレン系のブラシですが、ただの樹脂毛ではなく微細な繊維が汚れを絡め取る構造になっている模様。サイズは22cmほど。
メリット:水だけで汚れが落とせるのが一番の売り文句。実際に使った人からも「洗剤を付けなくてもかなり綺麗になる」「上履きの泥汚れが水洗いだけで落ちた」といった声があります。洗剤を使わない分、生地への負担や環境への影響も少なくて済みます。もちろん洗剤を使えばさらに効果的で、泡立ちも良いです。価格も300~500円程度。シンプルな構造なので丈夫で長持ちしやすいです。
デメリット:極端に硬いブラシではないので、ブラシ単体の研磨力は中くらいです。頑固な黒ずみやシミなどは、やはり洗剤や他のケアを併用したほうがよいでしょう。「洗剤なしでOK」とはいえ、洗剤を使った方が早く綺麗になるケースも多いので、過度な期待は禁物かもしれません。また、あまり流通量が多くないのか店舗で見かける機会が少ないという声もあります(ネット通販では容易に手に入ります)。
7. 電動シューズブラシ「ソニックスクラバー(NXSS-JP)」など
特徴:電動タイプの靴用ブラシも注目されています。その一つが「ジャパンインターナショナルコマース(JIC)」のソニックスクラバー 電動シューズブラシ NXSS-JP。電動歯ブラシの大きい版のような形状で、単三電池4本で駆動し、毎分8000回もの高速振動ブラシで靴を洗います。内側用のソフトブラシと外側・底用のハードブラシの2種類が付属し、部位によって使い分け可能。防水仕様で、水と洗剤を使った丸洗いに対応しています。
メリット:何と言っても力いらずで靴洗いができることです。手でブラシを動かす代わりに、電動ブラシが震えて汚れを落としてくれるので、靴洗いの負担が激減します。特に数足まとめて洗う場合や、固くなった泥汚れを落とすのに便利です。重さも200g程度と軽量なので手が疲れにくい設計です。ブラシヘッドに角度が付いていて、つま先の奥まで届きやすいのもポイント。価格はメーカーやモデルによりますが、おおむね3,000~5,000円程度です。
デメリット:電動の弱点として電池切れや故障のリスクがあります。また、振動に頼るため、手動ほど微妙な力加減や角度調整が効かない面もあります。繊細な素材を洗う際には結局注意が必要です。さらに購入コストが高めなので、「毎週のように靴を洗う」「家族が多く靴洗いの頻度が高い」といった場合でないと、元が取れないかもしれません。とはいえ、家事の負担軽減という意味では評価する声も多く、「もう手洗いには戻れない!」というユーザーもいます。
海外ブランドメーカー
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Jason Markk(ジェイソンマーク):ロサンゼルス発のスニーカーケアブランド。スタンダードな合成繊維ブラシ(硬め)と、デリケート素材用の柔らかい豚毛のプレミアムブラシがあります。特に洗剤(クリーニングソリューション)とのセット「エッセンシャルキット」(約3000円)は定番で、これひとつでレザー、スエード、キャンバス、ニットなど幅広い素材に対応できます。ブラシ単品ではスタンダードブラシが約1,300円、プレミアム豚毛ブラシが約1,500円ほど。硬いブラシは汚れ落としに優れる反面、デリケート素材は傷つけやすいので、使い分ける必要がありますが、品質は非常に高くプロも愛用しています。
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Crep Protect(クレッププロテクト):イギリス発のスニーカーケアブランド。洗浄液とプレミアムブラシ、マイクロファイバータオルがセットになった「CURE キット」(2千円台)が人気です。ブラシは研究を重ねたという触れ込みで天然由来の洗浄液と相性良く作られており、どんな素材にも使えるバランスの良い硬さになっています。ブラシ単体でもホコリ落としから洗浄まで幅広く使えます。Crepは特に防水スプレーが有名ですが、クリーニングキットも使いやすいと評判です。
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M.モゥブレィ / コロニルなど靴ケア老舗:ヨーロッパの革靴ケアブランドも、スニーカー向けラインや製品を出しています。馬毛ブラシや豚毛ブラシは靴磨き用ですが、スニーカーのホコリ落としや仕上げ磨きに転用できます。スエード用のブラシや汚れ落とし消しゴムなども品質が良いです。ただ、これらは専門性が高く価格もやや高いため、まずは上記の手頃なスニーカー専用ブラシから揃える方が無難でしょう。
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無印良品・100均ブランドなど:無印良品からは柄の付いた靴洗いブラシ(豚毛)が販売されています。シンプルな木の柄でデザイン性があり、ナチュラルな豚毛で柔らかめなのでレザーケア向きです。100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ等)にも、多種多様な靴洗いブラシが揃っています。次の項で詳しく紹介しますが、低価格で気軽に試せるので、まず100均ブラシから使い始めてみるのも手です。
正しいスニーカーの洗い方とブラシの使い方
最適なブラシを手に入れたら、いよいよ実践です。「たかが靴洗い」と自己流でゴシゴシ洗ってしまうと、汚れを広げてしまったり、乾燥後に黄ばみが出てしまったりと失敗の原因になります。
ここでは、私が長年のスニーカー生活でたどり着いた、「最も効率的で失敗の少ない洗い方」を5つのステップで解説します。この手順通りに進めれば、面倒な靴洗いもスムーズに終わりますよ。
STEP1:準備(パーツの取り外し)

いきなり水につけるのはNGです。まずは「シューレース(靴紐)」と「インソール(中敷き)」を取り外します。
これらを付けたまま洗うと、紐の重なり部分や中敷きの裏側に洗剤が残りやすく、生乾きの嫌なニオイの原因になります。外したパーツは洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うか、洗面器でつけ置き洗いをしておきましょう。
STEP2:予洗い(ドライブラッシング)
ここが最重要ポイントと言っても過言ではありません。水で濡らす前に、乾いた状態のままブラシをかけ、表面のホコリや固まった泥汚れを徹底的に払い落とします。
泥がついたままいきなり水につけると、泥が溶け出して泥水になり、繊維の奥深くに入り込んで「泥染め」したような状態になってしまいます。乾いているうちに落とせる汚れは、この段階で全て落とし切るのが鉄則です。
STEP3:泡洗い(ソールからアッパーへ)
バケツに人肌程度のぬるま湯と洗剤を用意し、ブラシに洗剤を含ませて洗っていきます。洗う順番には明確なルールがあります。
洗う順番の正解は「ソール(靴底)が先、アッパー(表面)は後」 まず一番汚れているアウトソールやミッドソールから洗いましょう。先に綺麗なアッパーを洗ってしまうと、後から洗ったソールの汚い泥水が垂れてきて、せっかく洗った部分を汚してしまうからです。
- ソール洗い: 硬めのブラシを使い、溝の汚れをかき出すようにガシガシ洗います。
- アッパー洗い: 柔らかめ~中硬度のブラシに変え、円を描くように優しく泡立てて洗います。力を入れすぎず、泡で汚れを包み込むイメージで。
STEP4:すすぎ(黄ばみ防止)
洗い終わったら、泡が完全になくなるまで流水でしっかりすすぎます。特にキャンバススニーカーの場合、洗剤成分(アルカリ性)が繊維に残っていると、紫外線と反応して乾燥後に茶色いシミのような「黄ばみ」が発生することがあります。
「もういいかな?」と思ってから、さらにもう一度念入りにすすぐくらいが丁度いいです。
STEP5:タオルドライと乾燥
すすぎ終わったスニーカーは、すぐに干さず、乾いたタオルや雑巾で水分をしっかり拭き取ります(タオルドライ)。靴の中にもタオルを押し込んで、内側の水分も吸い取りましょう。
これにより乾燥時間が大幅に短縮され、雑菌の繁殖を防げます。最後は、風通しの良い日陰で、カカトを下にして壁に立てかけるか、シューズハンガーに吊るして完全に乾かします。
【重要】レザー・スエード素材の場合 上記は「水洗い可能なスニーカー(キャンバス・合皮・化学繊維など)」の手順です。 天然皮革(レザー)やスエード素材の場合は、水に浸けると革が硬化したり色落ちしたりするリスクがあります。これらの素材には、水を使わず泡だけで洗って拭き取る「すすぎ不要のクリーナー」を使用するか、水拭き程度に留めるようにしてください。
レザーやスエードのブラシによるケア方法
スタンスミスやエアフォース1のような「天然皮革(レザー)」、あるいはニューバランスなどでよく見る「スエード(起毛革)」素材のスニーカーを、キャンバス靴と同じ感覚でバケツの水にドボンと浸けて洗っていませんか?正直に言いますと、それは靴の寿命を一気に縮める行為です。
水に弱いこれらのデリケート素材は、ジャブジャブ洗う「丸洗い」ではなく、ブラシと専用クリーナーを使った「水を使わない洗浄(または最小限の水)」が基本になります。ここでは素材ごとの正しいブラシ活用術を解説します。
スムースレザー(表革)のケア手順

ツルツルした革素材の場合、水分を含むと革が硬くなったり、乾燥後にひび割れ(クラック)の原因になります。そのため、ブラシを使った「泡洗浄」と「拭き取り」で汚れを落とします。
- ホコリ落とし(馬毛ブラシ): まずは乾いた状態で、毛の柔らかい馬毛ブラシを使って全体のホコリを払い落とします。縫い目やシュータンの隙間に入った砂ボコリも丁寧にかき出しましょう。
- 泡で優しくブラッシング(豚毛または化繊ブラシ): スニーカー用クリーナー(泡タイプがおすすめ)をブラシに取り、汚れた部分をクルクルと小さな円を描くようにブラッシングします。ゴシゴシ擦る必要はありません。泡の力で毛穴の奥の汚れを浮かせるイメージです。
- 即座に拭き取り: 汚れが浮いたら、乾いたマイクロファイバータオルですぐに泡を拭き取ります。これをパーツごとに繰り返し、革に水分が染み込む時間を最小限にします。
仕上げの保湿を忘れずに 洗浄後のレザーは油分が抜けて乾燥しがちです。完全に乾いた後に、少量のレザークリームを塗り込んで栄養補給をしてあげると、革がしっとり柔らかくなり、ヒビ割れも防げますよ。
スエード・ヌバック(起毛革)のケア手順

毛羽立った質感が特徴のスエードは、さらに水濡れ厳禁です。水に濡れると毛が寝てしまい、独特の風合いが損なわれたりシミになったりします。そのため、「乾いた状態でのブラッシング」がケアの9割を占めます。
- 日常ケア(毛並みを整える): スエード専用のブラシ(毛先が金属のワイヤーブラシや、ナイロンブラシ)を使い、毛並みに逆らうようにブラッシングして、繊維の中に入ったホコリをかき出します。その後、毛並みに沿って整えます。「寝てしまった毛を起こす」ことが、スエードを美しく保つ秘訣です。
- 黒ずみ汚れ(ゴムブラシ・消しゴム): 表面に付着した汚れには、「クレープブラシ」と呼ばれる生ゴムのブラシや、スエード用の消しゴムが有効です。ゴムの摩擦力で汚れを吸着して絡め取ります。
- どうしてもの場合の洗浄: どうしても落ちない汚れがある場合は、スエード対応のシャンプーを使いますが、この場合も「全体を濡らさない」ことが鉄則。固く絞ったスポンジやブラシでピンポイントに洗浄し、吸水性の高いタオルで水分を吸い取ります。
金属ブラシの使いすぎに注意 真鍮(しんちゅう)などの金属が混ざったスエードブラシは汚れを強力にかき出せますが、力を入れすぎると革自体を削って傷めてしまいます。慣れないうちはゴム製のクレープブラシや、硬めのナイロンブラシを使うのが安心です。
ソール汚れを落とすブラシ活用のポイント

スニーカー全体の清潔感を決定づけるのは、実はアッパー(表面)ではなく「ソールの白さ」だということをご存知でしょうか?
たとえアッパーが少し汚れていても、ソールが真っ白に輝いていれば「手入れが行き届いた靴」に見えます。逆に、アッパーが綺麗でもソールが薄汚れて黒ずんでいると、それだけで古ぼけた印象を与えてしまうのです。ここでは、ブラシと+αのアイテムを使って、ソールを新品同様に蘇らせるテクニックをご紹介します。
1. アウトソール(靴底)は「硬さ」と「ヘラ」で攻略
地面に直接触れるアウトソールには、泥、ガム、踏み固められた土など、最も頑固な汚れが付着しています。ここはスニーカーへの優しさよりも「物理的な洗浄力」を優先しましょう。
おすすめは、100円ショップなどでも手に入る「硬めのナイロンブラシ(パームブラシ)」です。さらに、柄の先端に「ヘラ(スクレーパー)」が付いているタイプなら最強です。
- 泥汚れ: 硬いブラシに洗剤をつけ、縦横斜めと方向を変えながらガシガシ擦ります。
- 小石・ガム: 溝に挟まった小石やこびりついたガムは、ブラシでは取れません。ヘラを使って物理的にほじくり出します。
2. ミッドソール(側面)の黒ずみには「メラミンスポンジ」
スニーカーの横顔である「ミッドソール(ゴム部分)」に付いた、黒い擦れ汚れや線状の汚れ。これは洗剤とブラシでいくら擦っても落ちないことが多いですよね。
そんな時にブラシと併用すべき最強の相棒が、「メラミンスポンジ(激落ちくんなど)」です。使い方は簡単で、たっぷりの水を含ませて、黒ずみ部分を軽く擦るだけ。消しゴムのように表面の汚れを薄く削り落とす仕組みなので、洗剤でも落ちなかった汚れが魔法のように消えていきます。
【絶対注意】塗装されたソールにはNG! メラミンスポンジは「研磨剤」の一種です。ゴムの素材色そのもの(白や黒のゴム)には有効ですが、「色や柄が塗装(プリント)されているソール」に使うと、汚れと一緒に塗装まで削り落としてしまいます。 エアマックスやハイテクスニーカーなど、デザイン性の高いソールに使う際は、必ず目立たない場所で試してから行ってください。
3. それでも落ちない頑固な汚れには
ブラシとメラミンスポンジを使っても落ちない油汚れや、ゴム自体の黄ばみに関しては、さらに踏み込んだケアが必要です。除光液や専用の黄ばみ取り剤を使う方法もありますが、リスクも伴うため正しい知識が必要です。
もしメラミンスポンジ以上の強力な汚れ落としに挑戦したい場合は、以下の記事で具体的な手順や注意点を詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
👉 スニーカーの汚れを除光液やメラミンスポンジで落とす裏技と注意点
日頃から「帰宅したらブラシでソールの泥を落とす」「気になったらメラミンスポンジで軽く擦る」という習慣をつけるだけで、お気に入りのスニーカーを長く美しい状態で楽しむことができますよ。
スニーカーを洗うブラシで愛用靴を長持ちへ
たかがブラシ、されどブラシ。「どれでもいいや」と思わずに、素材に合ったブラシを選んで正しい力加減でケアしてあげれば、スニーカーの寿命は確実に延びます。きれいなスニーカーで出かけると、それだけで気分が上がりますよね。
まずは手持ちの歯ブラシや100均のブラシからでも構いません。ぜひ今週末、下駄箱に眠っているお気に入りの一足を洗ってみてはいかがでしょうか。この記事が、あなたの快適なスニーカーライフのヒントになれば嬉しいです。






