にゅって書いたスニーカーの正体とは?ブランド・由来・値段・購入方法を完全解説

にゅ っ て 書い た スニーカー にゅ

街中でふと足元を見たときや、InstagramなどのSNSのタイムラインを眺めているときに、ひらがなで大きく「にゅ」と書かれたスニーカーを目にして、思わず二度見してしまったという経験はありませんか?一見すると、誰もが知っている有名なスポーツブランドのランニングシューズのようですが、よく目を凝らして見ると、そこには見慣れない日本語のロゴが堂々と鎮座しており、「一体これは何なんだ?」と気になって検索窓に文字を打ち込む方が今、非常に増えています。

「もしかして、ただのパロディ商品や偽物の類なのかな?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、実はこの靴、単なるジョークグッズではありません。日本の熟練した職人が素材選びから縫製までを手掛ける、本格的なハンドメイドスニーカーなのです。タレントの所ジョージさんの人気番組がきっかけで話題となり、そのユニークさと品質の高さから、現在では抽選販売でしか手に入らないほどの熱狂的な人気を集めています。

この記事では、この謎多き「にゅ」スニーカーの正体やブランドの背景、製造元であるムーンスターとの関係の有無、そして実際にどこで購入できるのかといった店舗情報まで、皆さんが知りたい情報を余すところなく網羅的に解説していきます。

  • にゅと書かれたスニーカーの正式名称とブランドが持つ独自の背景
  • 所ジョージさんの番組企画から生まれた、奇跡のような誕生の経緯
  • 「ダサい?」「かっこいい?」デザインに対する世間のリアルな評判と履き心地
  • 入手困難と言われるこのスニーカーを定価で手に入れるための具体的な攻略法
  1. にゅって書いたスニーカーの正体と意外なルーツ
    1. 正式なブランド名はにゅーずで読み方はニューズ
      1. ブランド名「サンガッチョ」に隠されたイタリアでの記憶
      2. なぜ「にゅ」なのか?ネーミングの二重の意味
      3. 「ひらがな」をデザインアートとして再定義
    2. 所ジョージさんのDIY発想を起点に誕生のにゅスニーカー誕生秘話とは
      1. 「N」を「にゅ」に変えるDIY精神
      2. サンガッチョによる公式製品化
    3. ムーンスター製?にゅスニーカー製造元の真実
      1. サンガッチョとムーンスターの実際の関係
      2. 独自の生産背景
    4. ダサいか調査!にゅスニーカーの実際の評判
      1. 否定派の意見:「恥ずかしい」「狙いすぎ」
      2. 肯定派の意見:「唯一無二」「会話が弾む」
    5. 独特なデザインが魅力のにゅスニーカーの特徴
      1. 妥協なき素材選び:本革へのこだわり
      2. 長時間歩いても疲れない独自の設計
  2. にゅって書いたスニーカーの値段と購入方法を解説
    1. 意外と高いにゅスニーカーの価格設定の理由
      1. 1. 大量生産品とは一線を画す「ハンドメイド」のコスト
      2. 2. 「スニーカー」というより「革靴」に近い素材選び
      3. 3. NBの高級ラインと比較すると見えてくる価値
      4. 結論:長期的なコスパは決して悪くない
    2. 実店舗で買える?にゅスニーカー取扱店の現状
      1. D2C(Direct to Consumer)という戦略
      2. ポップアップストアの開催
    3. 公式サイト限定のにゅスニーカー抽選販売の仕組み
      1. なぜ抽選なのか?
    4. 抽選以外でにゅスニーカーを入手する方法
    5. 結論:にゅって書いたスニーカーは公式で狙おう

にゅって書いたスニーカーの正体と意外なルーツ

まずは、多くの人が街中で見かけて衝撃を受け、思わず検索せずにはいられなくなるこのインパクト抜群のスニーカーが、一体どこのブランドのもので、どのような経緯を経て誕生したのかについて、その深層を深掘りしていきましょう。

正式なブランド名はにゅーずで読み方はニューズ

イタリアのサンガッチョ通りの標識と、ブランド名の由来やコンセプト(イタリアの遊び心と日本の職人魂の融合)を解説したスライド。

街中で見かけるあの不思議なスニーカー、友人との会話でも「あのにゅって書いてある靴」としか呼びようがなくて困ったことはありませんか?

このスニーカーの正式なモデル名称は「にゅ~ず」といいます。読み方はそのまま、ニュースや新しいを意味する「ニューズ」です。

そして、この独創的なスニーカーを製造・販売しているブランド名が、「via SANGACIO(ヴィア・サンガッチョ)」です。一見すると海外ブランドのような響きですが、実は日本人が設立し、日本の感性を世界に発信しているドメスティックブランドなのです。ここでは、そのユニークなネーミングの由来と、ブランドの根底にある意外に真面目な(?)コンセプトについて詳しく解説します。

ブランド名「サンガッチョ」に隠されたイタリアでの記憶

「サンガッチョ」という耳慣れない、どこか愛嬌のある響き。これは決して適当につけた名前ではありません。ブランド創始者でありデザイナーの前田一輝氏が、イタリア留学時代に過ごしたフィレンツェの通りの名前に由来しています。

フィレンツェには「Via San Gallo(サン・ガッロ通り)」という通りが存在します。当時、前田氏や現地の友人たちは、この通りを親しみを込めて、あるいは独特の訛りで「サンガッチョ」と呼んでいたそうです。「via」はイタリア語で「通り」を意味するため、「via SANGACIO」とは、彼のクリエイターとしての原点である「サンガッチョ通り」そのものを指しているのです。

ブランドのコアコンセプト イタリアで学んだ「自由で遊び心あふれるデザイン」と、日本人が古くから持つ「細部まで妥協しない職人魂」。この2つを高次元で融合させることこそが、サンガッチョの掲げるミッションです。

つまり、あのひらがなロゴは単なるウケ狙いではなく、「イタリアの感性」と「日本の技術」の架け橋となるアイコンとしてデザインされたものなのです。

なぜ「にゅ」なのか?ネーミングの二重の意味

では、肝心のロゴマーク「にゅ」にはどのような意味が込められているのでしょうか。これには大きく分けて2つの「NEW」がかかっています。

  1. 音の響きとしての「NEW」: 英語の「New(新しい)」を発音したときの「にゅー」という音を、そのまま日本語のひらがなに置き換えたもの。
  2. 言葉遊びとしての「にゅ~ず」: 「新しい靴」=「New Shoes(ニューシューズ)」を短縮し、さらに日本語的なダジャレの要素を加えて「にゅ~ず」と命名されました。

よく「アイドルのNEWSのグッズですか?」や「ニュース番組の関係ですか?」と勘違いされることもあるようですが、正解は「新しい(NEW)靴(SHOES)」です。この脱力感あふれるネーミングセンスこそが、大人が履いても許される「余裕」や「洒落っ気」を生み出していると言えるでしょう。

「ひらがな」をデザインアートとして再定義

私たち日本人にとって「ひらがな」は日常的な文字すぎて、デザインとして意識することは少ないかもしれません。しかし、海外の視点から見ると、ひらがなの持つ曲線的で柔らかなフォルムは非常にユニークで、クールなグラフィックアートとして映るそうです。

サンガッチョは、漢字(KANJI)ではなく、あえて「ひらがな」を選ぶことで、日本特有の柔らかさや可愛らしさを表現しています。足元に「にゅ」とあるだけで、どんなに真面目なコーディネートでも一気に親しみやすくなる。そんな「コミュニケーションツールとしての靴」という側面も、このブランドが多くの人に愛される理由の一つかもしれません。

所ジョージさんのDIY発想を起点に誕生のにゅスニーカー誕生秘話とは

では、そもそもなぜ数あるひらがなの中から「にゅ」が選ばれたのでしょうか。そのルーツを辿ると、日本を代表する遊び心を持ったタレント、所ジョージさんの存在に行き着きます。所さんの人気番組「世田谷ベース」の企画の中で、彼が愛用しているニューバランス(New Balance)のスニーカーをカスタムして遊んでいたことが、すべての始まりでした。

「N」を「にゅ」に変えるDIY精神

ニューバランスのスニーカーのNロゴが赤丸で囲まれ、そこからひらがなの「にゅ」に変形していく過程を示したビジュアル。

所さんはある日、ニューバランスの象徴である「N」のロゴマークを見て、「これ、あいうえおの『にゅ』に似てないか?」と閃きます。そして持ち前のDIY精神を発揮し、自身のスニーカーのロゴを剥がし、フェルトや革を使って自作した「にゅ」という文字を貼り付けたのです。完成したスニーカーは、「にゅバランス」と名付けられ、番組内で紹介されるやいなや大きな反響を呼びました。

幻のNBへの提案エピソード 実は所さん、この「にゅバランス」のアイデアがあまりに面白いので、本家であるニューバランス社に「これ、商品化したら絶対に売れるよ!ニューヨークでもウケるはず!」と提案したことがあるそうです。しかし、結果はあえなく却下。「さすが大手だね、断られましたよ(笑)」と番組で語っていたエピソードは、ファンの間では有名な語り草となっています。

ニューバランス社へ提案したが却下(REJECTED)されたエピソードと、それをサンガッチョが製品化した経緯を説明したスライド。

サンガッチョによる公式製品化

しかし、このユニークなアイデアに本気で感銘を受けたのが、当時ブランドを構想していた前田氏でした。「この面白さを、ちゃんとした品質の靴として世に出したい」と考え、所さん側にアプローチ。正式に許可を得て製品化されたのが、現在の「にゅ~ず」スニーカーです。つまり、所さんの「思いつき」と、サンガッチョの「職人技術」が奇跡的な出会いを果たしたことで、単なるパロディを超えた一つのブランドとして確立されたのです。

ムーンスター製?にゅスニーカー製造元の真実

ネット上でこのスニーカーについて情報を収集していると、検索候補や関連キーワードに「ムーンスター」という名前が頻繁に登場することに気づくかもしれません。私自身も最初は「へえ、この靴はムーンスターが作っているのか、それなら品質は間違いないな」と早合点してしまいました。ムーンスターといえば、福岡県久留米市を拠点とし、学校の上履きから高級スニーカーまでを手掛ける、日本が世界に誇る老舗シューズメーカーです。

サンガッチョとムーンスターの実際の関係

結論からはっきりとお伝えすると、「にゅ~ず」はvia SANGACIOの独自ブランドであり、ムーンスターが製造・販売を直接手掛けているわけではありません。

ムーンスター(MOONSTAR)のロゴに大きく赤いバツ印がつけられ、via SANGACIOの独自ブランドであることを強調したスライド。

では、なぜこのような誤解が広まっているのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。

  • 所さんのカスタム歴: 所ジョージさんは「世田谷ベース」の企画で、ムーンスター製のスニーカーもカスタムベースとして使用したことがあり、その情報と「にゅ」スニーカーの情報が混同されている。
  • 日本製のイメージ: サンガッチョもムーンスターも「日本の職人技術」「こだわりのモノづくり」を売りにしているため、同じ文脈で語られることが多い。
  • コラボの噂: 過去に様々なブランドとコラボしているため、「ムーンスターともコラボしたのでは?」という推測が一人歩きしている。

独自の生産背景

サンガッチョのスニーカーは、ブランド独自のルートで提携した工房で生産されています。初期のモデルや一部のラインでは日本国内での生産も行っていましたが、現在は需要の拡大に伴い、海外(主にアジア圏)の提携工場で、日本の職人の指導のもとハンドメイドで生産されているモデルが主流です。「ムーンスター製ではない」からといって品質が劣るわけではなく、むしろサンガッチョ独自の厳しい品質基準(革の選定から縫製ピッチまで)をクリアしたものだけが出荷されています。

ダサいか調査!にゅスニーカーの実際の評判

天秤のイラストで「ダサい」と「かっこいい」の意見を比較し、賛否両論あること自体が個性の証明であると結論付けたスライド。

非常に個性が強く、インパクト絶大なデザインだけに、購入を検討する際にどうしても気になってしまうのが「周囲からどう見られるか」「ダサいと思われないか」という点ですよね。ファッションは自己満足とはいえ、やはり他人の目は気になるものです。実際の評判をSNSや口コミサイトで徹底的に調査してみると、見事に評価は賛否両論、真っ二つに分かれています。

否定派の意見:「恥ずかしい」「狙いすぎ」

まずネガティブな意見から見ていきましょう。「ダサい」と感じる人の多くは、やはり「ひらがな」という文字が持つ独特の雰囲気に対する抵抗感が強いようです。

  • 「いい大人がひらがなの靴を履くのは、ちょっと子供っぽくて恥ずかしい」
  • 「パロディ感が強すぎて、偽物を履いているように見られないか心配」
  • 「デザインはいいけど、ロゴが主張しすぎていて服に合わせにくい」

特に、シンプルでミニマルなファッションを好む層や、ブランドのステータスを重視する層からは、「ウケ狙い」に見えてしまい、敬遠される傾向があります。

肯定派の意見:「唯一無二」「会話が弾む」

一方で、熱狂的なファンや肯定派の意見も非常に多く存在します。彼らが評価しているのは、まさにその「他にはない個性」です。

  • 「街中で知らない人に『その靴なんですか?かわいい!』と声をかけられた」
  • 「外国人からの反応がすごく良く、コミュニケーションのきっかけになった」
  • 「シンプルなデニムやチノパンに合わせると、最高にオシャレな外しアイテムになる」
  • 「誰も履いていない優越感がある」

ファッションにおいて「差別化」は重要な要素です。みんなと同じナイキやアディダスではつまらない、と感じている層にとって、この「にゅ」スニーカーは救世主のような存在です。「オシャレかダサいか」で意見が激しく割れること自体が、このスニーカーが平凡な量産品ではなく、強いメッセージ性を持ったアートピースであることを証明しているとも言えるでしょう。

独特なデザインが魅力のにゅスニーカーの特徴

所ジョージの遊び心、イタリアのデザイン、日本の職人技術の3つが重なり合っていることを示すベン図。

ここまでロゴの話ばかりしてきましたが、実は「にゅ~ず」スニーカーの真価は、そのスニーカーとしての基礎体力の高さにあります。実際に手に取ってみると分かりますが、決してネタ商品ではなく、靴として極めて真面目に作られていることに驚かされます。

妥協なき素材選び:本革へのこだわり

最大の特徴は、アッパー(甲の部分)に使用されている素材です。一般的なスニーカーの多くは合成皮革やメッシュ素材を使用していますが、サンガッチョの多くのモデルでは、厳選された本革(牛革、ヌバック、スエードなど)が惜しげもなく使用されています。特に「タンブルドレザー(シボ革)」を使用したモデルは、新品の状態から非常に柔らかく、足全体を優しく包み込んでくれるような感触があります。本革なので通気性もあり、履き込むほどに自分の足の形に馴染んでいく「エイジング(経年変化)」を楽しめるのも魅力です。

長時間歩いても疲れない独自の設計

デザインだけでなく、機能面でもニューバランスなどの名作スニーカーを徹底的に研究し、それを超える履き心地を目指して開発されています。

履き心地を支える3つのポイント

  1. 袋縫い製法: アッパーと中底を縫い合わせる際に、袋状に縫うことで足を包み込むフィット感を実現しています。
  2. オリジナルのインソール: 厚みのあるウレタン素材などを使用した特製インソールが標準装備されており、地面からの衝撃を効果的に吸収します。
  3. 日本人に合わせた木型: 欧米ブランドの靴にありがちな「幅が狭くて痛い」という問題を解消するため、日本人の足に合いやすい、やや幅広の木型を採用しています。

スニーカーの解剖図で、袋縫い製法、オリジナルインソール、日本人に合わせた幅広木型の3つのポイントを示した画像。

実際に購入したユーザーからは、「ディズニーランドを朝から晩まで歩き回ったけど、全く足が痛くならなかった」「一度履くと、他のスニーカーに戻れない」といった絶賛の声が多数寄せられています。見た目はポップですが、中身は質実剛健。このギャップこそが、リピーターが後を絶たない最大の理由なのです。

ブランド名、価格帯、素材、製法などの詳細なスペックをまとめた一覧表。

にゅって書いたスニーカーの値段と購入方法を解説

デザインのユニークさと品質の高さについてはお分かりいただけたかと思いますが、次に気になるのは現実的な問題、「価格」と「どこで買えるのか」という点です。ここでは、購入前に知っておくべき価格設定の背景や、独特な販売システムについて詳しく解説します。

意外と高いにゅスニーカーの価格設定の理由

初めて「via SANGACIO」の公式サイトを訪れた方の多くが、まずそのデザインに目を奪われ、次に価格を見て「うっ、思ったより高い…」と躊躇してしまうのが正直なところではないでしょうか。私自身も最初はそうでした。

「にゅ~ず」スニーカーの価格帯は、スタンダードなモデルでも25,000円~30,000円(税込)前後が中心です。さらに、ツイード素材やブーツタイプ、あるいは特別なコラボレーションモデルになると、4万円~5万円近い価格設定になることも珍しくありません。「面白半分のパロディ商品に、この金額は出せないよ」と感じるのも無理はないでしょう。

しかし、なぜこれほど強気の価格設定にもかかわらず、発売と同時に完売するモデルが後を絶たないのでしょうか。そこには、単なる「ブランド料」ではない、明確な理由が存在します。

1. 大量生産品とは一線を画す「ハンドメイド」のコスト

価格が高い理由として、機械ではなく職人の手作業であること、スニーカーではなく革靴に近い素材を使っていることを解説したスライド。

一般的なスポーツブランドのスニーカー(特に1万円以下で買えるもの)の多くは、巨大な工場で機械によって自動的に大量生産されています。これによってコストを極限まで下げているわけです。

対して「にゅ~ず」は、製造工程の大部分を熟練した靴職人が手作業で行っています。特に、革を木型(ラスト)に合わせて引っ張り、立体的な形を作る「吊り込み」と呼ばれる工程などは、機械では再現できない微妙な力加減が必要です。一足一足にかける時間と手間が、大量生産品とは桁違いなのです。

ここが違う!製造のこだわり

  • 手作業による裁断と縫製: 革の伸びる方向を見極めながらパーツを裁断し、狂いのないピッチで縫い上げています。
  • 小ロット生産: 数万足を一気に作るのではなく、数百足単位での限定生産が基本。スケールメリット(規模の利益)が効かない分、一足あたりの製造原価はどうしても高くなりますが、その分「一つひとつの品質」は保たれます。

2. 「スニーカー」というより「革靴」に近い素材選び

もう一つの大きな理由は、使用されているマテリアル(素材)のグレードです。「にゅ~ず」の多くのモデルでは、アッパーのほぼ全面に上質な本革(牛革、シボ革、ヌバックなど)が使用されています。

一般的なスニーカーに使われる「合成皮革(合皮)」や「メッシュ」は安価ですが、耐久性は低く、数年で加水分解してボロボロになりがちです。しかし、サンガッチョが採用する本革は、高級な紳士靴やブーツに使われるレベルのものです。履けば履くほど足に馴染み、適切なケアをすれば独特のツヤや味わい(エイジング)が出てきます。

つまり、「3万円のスニーカー」と考えるのではなく、「3万円の履きやすい革靴」と捉えると、この価格設定は決して法外ではなく、むしろ適正価格であると納得できるはずです。

3. NBの高級ラインと比較すると見えてくる価値

スニーカー好きの方ならご存知かと思いますが、実は本家ニューバランスにも、アジア生産の安価なモデル(1万円前後)と、アメリカやイギリスの職人が作る高級モデル(3万円~4万円超)が存在します。

「にゅ~ず」が目指している品質基準は、明らかに後者の「US/UK製ニューバランス」と同等のプレミアムゾーンです。「パロディだから安っぽくていい」ではなく、「パロディだからこそ、本家にも負けない最高品質で作る」という、日本人の職人魂のような意地がこの価格には込められているのです。

結論:長期的なコスパは決して悪くない

初期投資としての2万5千円は確かに勇気が必要です。しかし、安物を1年で履き潰して買い替えるサイクルを繰り返すより、愛着を持って5年以上履ける一足を手に入れるほうが、長い目で見れば満足度は高く、コストパフォーマンスも悪くありません。

「高いけど、それだけの価値はある」。実際に足を通したオーナーたちが口を揃えてそう言うのは、この圧倒的な作り込みを肌で感じているからに他ならないのです。

実店舗で買える?にゅスニーカー取扱店の現状

靴を買うときは、どうしてもサイズ感が心配だから実店舗で試着してから買いたい、という方も多いでしょう。しかし、残念ながら2025年現在、via SANGACIOには常設の直営店舗(実店舗)はありません。

D2C(Direct to Consumer)という戦略

従来の流通モデルとD2Cモデルを比較し、中間マージンをカットして品質に還元していることを説明した図解スライド。

サンガッチョは、店舗を持たず、インターネットを通じて直接顧客に販売する「D2C」というビジネスモデルを採用しています。これにより、店舗の家賃や人件費、中間流通マージンをカットし、その分を素材の品質向上に還元しているのです。もしこれを百貨店やセレクトショップ経由で販売した場合、価格は今の1.5倍~2倍になってしまうかもしれません。

ポップアップストアの開催

とはいえ、「実物を見たい」という要望に応えるため、不定期ですが全国各地で期間限定の「ポップアップストア」や「フィッティングイベント」が開催されています。

  • 過去の開催例: 渋谷パルコ、銀座三越、大阪・心斎橋、福岡・博多など
  • イベントの内容: 新作の展示、試着会、その場での数量限定販売など

もし実店舗で実物を見てみたい場合は、公式サイトのニュースや公式SNS(Instagram、Twitter)をフォローして、近所での開催情報をこまめにチェックする必要があります。「近くに来たらラッキー」くらいの感覚でいたほうがよいでしょう。

公式サイト限定のにゅスニーカー抽選販売の仕組み

そして、このブランドの最大の特徴であり、購入のハードルを上げているのが販売方法です。「にゅ~ず」の多くの人気モデルは、Amazonや楽天のようにポチればすぐに届くわけではなく、「抽選販売」という形式をとっています。

一般的な購入の流れ

  1. 情報解禁: 公式サイトやSNSで、新作や復刻モデルの発売が告知されます。
  2. 抽選応募: 指定された期間内(通常は数日間~1週間程度)に、公式サイトの専用フォームからエントリーします。この時点で住所やクレジットカード情報の登録が必要になることが多いです。
  3. 当落発表: 応募期間終了後、コンピュータによる抽選が行われ、当選者にのみメールで通知が届きます。
  4. 購入・発送: 当選と同時に決済処理が行われ、商品が発送されます。

情報解禁から抽選応募、当落発表、購入・発送までの流れをアイコン付きで示したフローチャート。

なぜ抽選なのか?

これは「希少性を高めるため」というマーケティング的な側面もありますが、最大の理由は「ハンドメイドで生産数が限られているため」です。職人が手作りで作れる数には限界があり、注文が殺到しても対応しきれないのです。人気カラー(例えば「カーマインレッド」や「トリコロール」などの定番色)は競争率が非常に高く、「3回応募してやっと当たった!」という声も聞かれます。しかし、この「なかなか手に入らない」という焦らしが、届いたときの喜びを何倍にも増幅させてくれるのも事実です。

正確な発売情報や抽選スケジュールを知るためには、公式からの一次情報が不可欠です。 (出典:via SANGACIO公式サイト

抽選以外でにゅスニーカーを入手する方法

楽天市場やフリマアプリで購入する場合のメリットと、偽物や価格高騰などのデメリットを比較した表組みスライド。

「抽選に外れてしまったけれど、どうしても欲しい」「プレゼント用に今すぐ手に入れたい」という場合、公式サイトの抽選以外に入手ルートはあるのでしょうか。リスクも含めて、考えられる方法を整理しました。

購入場所 特徴・メリット 注意点・デメリット
楽天市場・Yahoo!等 ポイントが使える・貯まる。 公式のアウトレット店などがある場合も。 定価より高く設定されている場合がある。 種類やサイズが極端に少ない。
フリマアプリ (メルカリ・ラクマ等) 過去の完売モデルやレアなコラボ品が見つかる。 中古なら安く買える可能性がある。 偽物をつかまされるリスクがある。 加水分解など、見えない劣化がある場合も。 人気色はプレ値(定価以上)になりがち。
リサイクルショップ 実物を手にとって状態を確認できる。 掘り出し物が見つかるかも。 在庫がある確率は非常に低い。 自分のサイズに出会えるのは奇跡に近い。

Amazonや楽天市場などでも見かけることがありますが、これらは正規のルートではなく、並行輸入品や転売品であるケースが多いため注意が必要です。また、メルカリなどのフリマアプリでは、一見新品に見えても、保管状態が悪くソールが劣化しているものや、最悪の場合は精巧な偽物が出品されているリスクもゼロではありません。

個人的には、安くない買い物ですので、何かあったときの保証やサポートも含めて、やはり公式サイトでの購入(または再抽選を待つこと)を強くおすすめします。サンガッチョでは定期的に過去の人気モデルの復刻抽選を行っているので、諦めずに情報を追いかけるのが一番の近道です。

結論:にゅって書いたスニーカーは公式で狙おう

ここまで、「にゅ」と書かれた不思議な魅力を持つスニーカーについて、その正体から購入方法まで詳しく解説してきました。一見すると「ふざけている」ように見えるロゴですが、その裏には「日本の職人技術を世界に伝えたい」という熱い想いと、所ジョージさんの遊び心が詰まった、大人のための本気のスニーカーであることがお分かりいただけたでしょうか。

もしあなたが、日々のファッションに少しマンネリを感じていたり、他人とは違う個性を足元で表現したいと考えているなら、この「にゅ~ず」スニーカーは最高のア相棒になるはずです。「それ、どこの靴?」と聞かれたときに、「実はこれね…」と語れるストーリーがある靴なんて、そうそうあるものではありません。

興味を持たれた方は、まずは「via SANGACIO」の公式サイトをチェックして、メールマガジンや会員登録を済ませておくことをおすすめします。抽選販売はまさにタイミングが命です。倍率は高いかもしれませんが、当選して箱を開けた瞬間の革の香り、そして初めて足を通したときの包み込まれるような感動は、他では味わえない特別な体験となるでしょう。

ぜひ、あなたもこの遊び心あふれる一足を手に入れて、足元から日常を「にゅ」っと新しく楽しんでみてくださいね。

公園のベンチでコーヒーを飲みながらにゅスニーカーを履く男性の写真と、公式サイトへのQRコードが表示されたスライド。

タイトルとURLをコピーしました