ウェイドのバッシュ桜モデル全解説！人気5足の機能と選び方

●今から新規にデータベースとなる「データB」という情報を与えるのでインプットしてください。
●インプットできたら、まだ何もせずに「データBをインプットしました」とだけ答えてください。

NBAのレジェンドであるドウェイン・ウェイドのシグネチャーモデルの中でも、特に目を引くのが桜をモチーフにしたカラーリングではないでしょうか。リーニンのバッシュはデザインだけでなく機能性も非常に高いと評判ですが、実際にどのモデルを選べば良いか迷ってしまうこともありますよね。今回は、人気のWade 808やAll Cityシリーズなどで展開されている桜モデルの特徴や、搭載されているテクノロジーについて私なりにまとめてみました。

• 各ウェイド桜モデルの具体的なスペックと価格帯
• リーニン独自のBOOMミッドソールとGCUアウトソールの性能
• 桜カラーのバッシュを長く愛用するための正しい手入れ方法
• 他の選手の桜デザインとの違いとウェイドモデルの魅力

ウェイドのバッシュにある桜モデルのラインナップ

まず、私たちが気になっている「桜（Cherry Blossom）」カラーが展開されている主要なモデルを見ていきましょう。ウェイドのシリーズは種類が多く、それぞれターゲットにしているプレースタイルや足の形（ラスト）が異なります。単なる色違いではなく、モデルごとに明確なコンセプトがあるのがリーニンの面白いところです。ここでは、代表的な5つのモデルについて、私が調べた情報を整理して詳細に紹介します。

反発力が高いWade 808 5 Ultra

スピードに乗ったドライブや、一瞬の隙を突くカットインを得意とするガードポジションのプレイヤーなら、間違いなく候補に入れてほしいのがWade 808 5 Ultraです。808シリーズは、コアなバッシュ好きの間で「究極の接地感（コートフィール）」が得られるモデルとして知られていますが、最新作の5 Ultraはその完成度をさらに高めてきました。

このモデル最大の特徴は、一般的なバッシュとは構造が根本的に異なる「ドロップインミッドソールシステム」を採用している点です。通常、バッシュは「アウトソール＋ミッドソール＋中底＋インソール」という層になっていますが、このモデルは厚みのあるミッドソール自体をインソールのように靴の中に直接挿入します。

これにより、足の裏がダイレクトにクッション素材に乗ることになり、コートの感触を足裏で直接掴むような、鋭いレスポンスが可能になります。「自分の足とコートが一体化したような感覚」を求めている方には、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

SUPER BOOMによる爆発的なエネルギーリターン

特にこの「桜」モデルを含めたUltra版には、リーニンの標準的なクッション素材ではなく、さらにグレードアップした「SUPER BOOM」が採用されています。

通常のBOOMよりも軽量でありながら、反発弾性が強化されているため、踏み込んだ瞬間にパンッ！と弾き返されるようなエネルギーリターンを感じられます。ただ柔らかいだけではなく、沈み込んだ直後に素早く元の形状に戻ろうとする力が強いため、次の一歩が勝手に前に出るような推進力を味わえるはずです。

安定感があるWade All City 13

「どのポジションでも安心して履ける一足は？」と聞かれたら、私は迷わずこのWade All City 13を挙げます。シリーズを通して「優等生」と評されることが多いオールシティですが、最新作の13では、ウェイドの現役時代の代名詞とも言える「ユーロステップ」をサポートするという明確なコンセプトを打ち出してきました。

このモデルが他のバッシュと決定的に違うのは、横方向への動きに対する強さです。ミッドソールの下部には、「TPUユーロプレート」と呼ばれる特殊な形状の抗ねじれパーツが配置されています。これにより、ディフェンスを抜く際の激しいジグザグステップや、急激なストップ動作の際にも、足が外側に流れるのを強力に抑制してくれます。

フルレングスBOOMによる贅沢なクッション構成

安定性重視とはいえ、クッション性が犠牲になっているわけではありません。このモデルには、かかとからつま先まで隙間なく「フルレングスBOOMミッドソール」が搭載されています。

先ほど紹介した808シリーズのような「ダイレクトな接地感」とは対照的に、All City 13は「包み込まれるような衝撃吸収性」が持ち味です。着地の衝撃をマイルドに吸収しつつ、次の一歩を踏み出すための反発力も十分に備えているため、ジャンプの回数が多いフォワードや、運動量の多いプレイヤーの足を守る頼もしい相棒になるでしょう。

桜カラーの優しく淡い見た目とは裏腹に、その中身は非常にタフで計算され尽くした構造になっています。「怪我を予防したい」「安定したプレーを続けたい」と考えるなら、このモデルが最適解かもしれません。

Wade All City 12 Encoreの性能

「最新のAll City 13が登場しているのに、なぜあえてナンバリングが一つ前のモデルを選ぶの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、このWade All City 12 Encoreは、名作と評価されたAll City 12をベースに、世界中のプレイヤーからのフィードバックを反映して細部をブラッシュアップした「完成形」とも呼べる玄人好みのモデルです。

「Encore（アンコール）」という名前が示す通り、ファンの期待に応えて再登場したこのバッシュは、単なる色違いではありません。特にアッパー素材が見直されており、前作よりも軽量化と通気性の向上が図られています。激しい練習で足が蒸れやすい夏場のプレーや、軽快なフットワークを重視する方にとっては、むしろ「13」よりもこちらの方が扱いやすいと感じる場面があるはずです。

計算されたトラクションと2つのTPUスタビライザー

機能面での大きな特徴は、全方向への動きに対応するために配置された「2つのTPUスタビライザー」です。ミッドソールを挟み込むように配置されたこれらのパーツが、着地時の過度な変形を防ぎ、スムーズな体重移動をサポートしてくれます。

アウトソールにはもちろん、リーニン自慢のGCU素材が採用されています。12 Encoreのトラクションパターンは多方向へのグリップを意識して設計されており、急なストップ動作でもしっかりとコートを噛んでくれる信頼感があります。桜モデルの淡いカラーリングからは想像できないほど、実戦向きのタフなスペックを誇ります。

プレミアムなWay of Wade 10 Low

「予算度外視で、とにかく一番性能が良いバッシュが欲しい」という方に、私が自信を持っておすすめするのがWay of Wade 10 Lowです。All Cityや808といった派生シリーズとは一線を画す、リーニンの技術の粋を集めたフラッグシップ（旗艦）モデルであり、世界中のレビュアーから「近年稀に見る最高傑作（神バッシュ）」と絶賛されている一足です。

このモデルの「Cherry Blossom」カラーは、単なるピンク色のバッシュではありません。透け感のあるアッパー素材や、細部のパーツに至るまで高級感あふれる仕上がりになっており、まるで工芸品のような美しさを持っています。価格は25,500円（税込）とシリーズ最高値ですが、一度足を通せば、その価格設定にも納得してしまうはずです。

足裏全体が「バネ」になるカーボンプレートの威力

WOW10 Lowの最大の武器は、ミッドソールに内蔵された「フルパームアーチカーボンファイバープレート」です。他のモデルでは土踏まず部分など限定的に使われることが多い高価なカーボン素材を、贅沢にも足裏全体（フルレングス）に使用しています。

これにより、シューズ全体が強力なバネのような役割を果たします。踏み込んだ力が逃げることなく、そのまま爆発的な推進力へと変換されるため、ダッシュの初速やジャンプの高さが目に見えて変わる感覚を味わえるでしょう。「自分の身体能力が一段階上がった」と錯覚してしまうほどのサポート力です。

「絶対に負けられない試合がある」「自分のポテンシャルを極限まで引き出したい」。そんな熱い想いを持つプレイヤーにとって、このWOW10 Lowの桜モデルは、最強の「勝負靴」となってくれるはずです。

コスパが良いWade Flash 2の特徴

「リーニンのバッシュ、性能が良いのは分かったけど、いきなり2万円越えはちょっと勇気がいる…」そんな風に二の足を踏んでいる方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいのがWade Flash 2です。

このモデルは、シリーズの中で最も手に取りやすい価格帯（税込17,900円）でありながら、上位モデルのエッセンスを凝縮した、まさに「コストパフォーマンス最強」の一足です。「安いから性能が低い」という安易な廉価版ではありません。

上位モデル譲りの「BOOM」を贅沢に搭載

驚くべきは、この価格帯でありながら、ウェイドシリーズの核となる高反発素材「フルレングスBOOMミッドソール」を惜しみなく搭載している点です。ジャンプやダッシュの際に感じる「ポンッ」と前に進む感覚は、2万円クラスの上位モデルと比べても遜色がありません。

さらに、ミッドソール全体を「LIGHT FOAM ULTRA」というフレームで包み込む構造にすることで、着地時のグラつきを抑え、安定した走行をサポートしてくれます。スピードを武器にするガードプレイヤーにとっても満足度の高い仕上がりになっています。

そのため、毎日の激しい部活動でシューズの消耗が激しい学生さんや、公園のコートでプレーするストリートボーラーの相棒として最適です。桜モデルの華やかなデザインでありながら、泥臭い練習にも耐え抜くタフさを持っている。そんなギャップもまた、このシューズの魅力と言えるでしょう。

ウェイドのバッシュで桜カラーを選ぶ機能と魅力

ここまで各モデルを紹介してきましたが、そもそもなぜウェイドのバッシュ、特に桜モデルがこれほど注目されるのでしょうか。単に「色が可愛いから」という理由だけではありません。ここでは、デザインの裏側に隠された「機能性」や、長く履き続けるためのポイントについて深掘りしていきます。

軽量で高反発なBOOMミッドソールの効果

記事の各モデル紹介で何度も登場している「LI-NING BOOM（リーニン・ブーム）」ですが、これこそが近年のウェイドシリーズの評価を世界的レベルにまで押し上げた、まさに「心臓部」と言えるテクノロジーです。

一見するとただの発泡スチロールのようにも見えますが、その実態は「超臨界発泡技術」を用いて作られた革新的な熱可塑性エラストマー素材です。少し専門的な話になりますが、従来の一般的なバスケットシューズに使われていたEVA素材と比較して、「約50%の軽量化」と「エネルギーリターン率の劇的な向上」を同時に実現していると言われています。

「雲」ではなく「バネ」のような感覚

「クッションが良い」と聞くと、フカフカとした柔らかい履き心地を想像するかもしれません。しかし、BOOMの凄さはそこではありません。私が実際に体感して素晴らしいと感じるのは、柔らかさの中に芯のある「強烈な反発力」です。

着地の衝撃を優しく吸収した直後、素材が元の形に戻ろうとする力が働き、そのエネルギーをそのまま次の一歩への推進力に変えてくれます。まるで足裏に高性能なバネが仕込まれているかのような感覚で、ジャンプの最高到達点や、ドライブの初速をサポートしてくれるのです。

桜モデルのあの淡く美しいピンク色のミッドソールの中に、これほどまでに獰猛とも言えるエネルギーが詰まっている。その「見た目の美しさ」と「機能の野太さ」のギャップこそが、ウェイドバッシュを履く醍醐味だと私は確信しています。

GCUアウトソールのグリップ力と耐久性

「バッシュの性能はグリップで決まる」と言っても過言ではありませんが、私がリーニンのバッシュを履いて最も衝撃を受けたのが、このGCU（GROUND CONTROL UNIT）アウトソールの性能です。バッシュ好きの間では「凶悪なグリップ」と表現されることもあるほど、その制動力は群を抜いています。

GCUは、単なるゴム（ラバー）ではありません。耐久性に優れたTPU（熱可塑性ポリウレタン）を特殊な配合でラバーに練り込むことで、従来の素材では両立が難しかった「ゴムのような粘り気のあるグリップ」と「プラスチックのような耐摩耗性」を同時に実現しています。

「クリアソールは滑る」という常識を覆す

桜モデルのような美しい透明感のあるソール（クリアソール）を見ると、「埃っぽい体育館だと滑るんじゃないか？」と不安になる方は多いと思います。確かに昔のクリアソールは埃に弱い傾向がありましたが、GCUはその弱点を完全に克服しています。

実際に埃の浮いたフローリングでプレーしてみると分かりますが、GCUソールは埃を噛んでも滑ることなく、スキール音（キュッキュッという音）を鳴らしながら強烈にストップします。日本の部活動環境のような、メンテナンスが行き届いていないコートでこそ、その真価を発揮してくれる頼もしい素材です。

「見た目は可憐な桜色なのに、グリップ力はモンスター級」。このギャップこそが、ウェイドの桜モデルがシリアスなプレイヤーからも支持され続けている最大の理由なのです。

八村塁など他の選手の桜デザインとの違い

「バッシュ×桜」という組み合わせを聞いて、NBAで活躍する八村塁選手（ジョーダンブランド）のモデルを真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。私自身も、彼が着用した桜柄のエアジョーダン35や36を見たときは、その美しさに感動した一人です。

しかし、ウェイドの桜モデルと八村選手の桜モデルは、同じ花をモチーフにしていながら、その「デザインコンセプト」と「込められたメッセージ」が大きく異なります。どちらを選ぶか迷っている方のために、その違いを整理してみましょう。

「伝統的な和」vs「モダンな象徴」

八村選手のモデルは、自身のルーツである日本文化を世界に発信するという明確な意図があるため、着物の柄や刺繍、家紋を連想させるような「伝統的な和の美しさ」が強調されています。重厚感があり、まさに「JAPAN」を背負うデザインです。

対照的に、ウェイドの「Way of Wade」における桜は、より概念的でモダンなアプローチをとっています。ここでの桜は、特定の国（日本）を指すというよりも、長い冬（困難な時期）を耐え抜き、春に満開の花を咲かせる様子から、「無限のエネルギーと前進する勇気」のシンボルとして採用されています。

現代的なウェアに合わせやすいのは？

見た目の色使いにも大きな違いがあります。

• 八村モデル（ジョーダン）：赤、黒、金などを交えた、力強く渋いカラーリングが多い傾向。
• ウェイドモデル（リーニン）：ホワイトをベースに、淡いパステルピンクや透明感のあるクリアパーツを多用した、スポーティーで爽やかな配色。

ウェイドの桜モデルは「和風すぎない」のが最大の特徴です。そのため、現代的なテックフリース素材のウェアや、派手なカラーのバスパンとも喧嘩せず、スタイリッシュなストリートファッションの一部として自然に取り入れることができます。

劣化を防ぐ正しい手入れと水洗いのリスク

せっかく手に入れた美しい桜色のバッシュですから、できるだけ綺麗に保ちたいですよね。しかし、ここで一つ注意点があります。それは「水洗いは推奨されない」ということです。

推奨されるお手入れ手順

私がお勧めする正しい手入れ方法は以下の通りです。

• 使用後は必ず陰干し：練習後はインソールを外して、風通しの良い日陰で乾かしましょう。直射日光は素材を劣化させ、黄ばみの原因になるためNGです。
• 汚れは拭き取る：アッパーの汚れは、水洗いではなく、スニーカー専用のクリーナーや固く絞った布で優しく拭き取ってください。
• シューレースを緩める：脱ぎ履きする際は、シューレースを一番下まで必ず緩めてください。履き口を無理に広げないことで、内側のクッションの破れを防げます。

特に「湿気を取り除く」ことは、バッシュの寿命を延ばすために最も重要です。詳しくは、以下の消費者庁が公開しているシューズの取り扱いに関する注意点なども参考にすると、より安全な管理ができるでしょう。

（出典：消費者庁『履物による転倒事故の防止』内、靴の適切な選び方と管理について）

ウェイドのバッシュで桜モデルを履く満足感

最後に、ウェイドのバッシュで桜（Cherry Blossom）モデルを選ぶことの最大の魅力は、そのパフォーマンスとデザインの融合にあると私は思います。

ドウェイン・ウェイドという偉大な選手が、自身の経験を詰め込んで作り上げた「Way of Wade」シリーズ。そこに、冬を越えて美しく咲き誇る、前進する勇気を象徴する「桜」のデザインが加わることで、履くたびにモチベーションが上がる一足になっています。

日本のBリーグではアシックスなどの国産ブランドも人気ですが、人と被らない個性を出しつつ、NBAレベルの機能性を体感したいなら、ウェイドの桜モデルは最高の選択肢になるはずです。ぜひ、あなたの足でその「開花」を感じてみてください。